【感想・ネタバレ】自白の風景のレビュー

あらすじ

菊山事件―殺人罪で起訴された矢代昌宣は、裁判で自供を翻し、無実を主張した。だが裁判官は有罪判決を下し、矢代は控訴審中に獄死した。十八年後、菊山事件の裁判長だった滝川が轢き逃げされ死亡。しかも容疑者として逮捕されたのは、かつて矢代を取り調べ、自供に追い込んだ元警部・堀内だった。矢代同様、無実を主張する堀内だったが、厳しい取り調べの末に自供する。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

冤罪の持つ構図を逆手にとったような作品で、多少のエンターテイメント性とノンフィクションぽい部分が適度に融合していて、最後まで一気に読めました。

自白を強要していた警官が自ら強要される立場になっていく様は、恐ろしいものがあります。

作品としては、人物にもう少しキャラだてがほしい気がするのと、エンドがもうひとつでした。なので☆1引きました。

少し古い作品ですが、冤罪を知る上でも

もっと読まれてよい良書だと思います。

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2012年07月23日

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