【感想・ネタバレ】逆転の歯車のレビュー

あらすじ

大手総合商社〈山紅〉の四十九歳の専務・井関弘志は、ロッキード事件に関与した疑いで、国会の証人喚問席に立たされていた。事件では使い走りにすぎなかった自分がなぜ?――井関は、順調だったサラリーマン人生の終わりに理不尽さを感じていた。厳しい糾弾の中、実父母の顔さえ知らない井関の胸に去来したのは、会社のために尽くしてきた半生だった……。企業小説の雄が描く、男の栄光と挫折。傑作長篇。

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Posted by ブクログ

この本は某総合商社の一役員が「大企業」というレールにうまく

乗っかったばかりに吸えるだけの蜜を吸い、一方で痛すぎるとばっちりを食らった

ある男の小説。



「30代前後から実社会での適応力をベースにした、本当の意味の実力時代、そして

30代後半から40歳代前半にかけての7,8年が、社の内外の事情や偶発的なものを含めて

運命左右の段階ということである。」



該書を呼んだことがあるか、同僚や先輩方に聞いたところ、ほとんどの人がその存在を知らなかった。

自分たちの歴史を少しでも知ろうと思わないのか、少し不思議にも思った。

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2010年08月16日

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