あらすじ
Netflixでの映像化で話題沸騰。
多くの芸人からバイブルのように読みつがれた
ビートたけしの自伝的な青春小説、
待望の復刊決定!
第一章 昭和四十七年夏、浅草フランス座へ入門した
第二章 憧れの深見千三郎に弟子志願を直訴した
第三章 初舞台はオカマの役だった
第四章 進行係に昇進。役者のチャンスがやってきた
第五章 志の川亜矢という踊り子が可愛がってくれた
第六章 深見師匠の芝居の迫力にはタジタジだった
第七章 いのうえという作家志望のやつが入ってきた
第八章 深見師匠の芸人ダンディズムが気に入った
第九章 師匠のバクチ好きには泣かされた
第十章 踊り子たちのおおらかさには感動させられた
第十一章 踊り子たちと遊びに行くまではよかった
第十二章 六区名物、乞食のきよしには振りまわされた
第十三章 マーキーと名乗るヘンなやつが入ってきた
第十四章 二郎と組んで漫才デビューすることになった
第十五章 深見千三郎はオイラにとって永遠の師匠となった
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
Netflixで先に映像観ていたのである程度
流れは想像できていたので話はスラスラと
読みやすかった。
本には本で違った良さもあり、最後はあっさりこれで終わりかって感じで完結
映像見てから読む方が個人的にはオススメかなと
観てなくてもページもそれほどなく読みやすいと思います。
主人公のビートたけしさんの師匠から学ぶ姿勢に
感銘を受けました。仕事、部活、趣味にしても
上の人を観て学びさらに志を高く次へ次へと
変化を恐れない姿勢に流石だなぁと思いました。
映画と合わせて星5って感じの感想です。
Posted by ブクログ
芸が無ければ芸人とは言えない。歌、踊り、芝居、楽器など芸事を人に見せられるのが芸人だと。師匠の教えがあってのビートたけしなんだねぇ〜。昔の浅草に行ってみたいなぁ。
Posted by ブクログ
Netflixの映画は未視聴。劇団ひとりさんと太田光さんの掛け合いは見た
題名だけは知っていた本。講談社のキャンペーンに釣られて購入。
わかりやすく章分けされており、北野武氏と深見氏の関係が語られている。湿っぽくない文章ながら、北野氏の深見氏に対する思いが漏れ伝わる形式。
深見氏から独立したのち、深見氏との最期の別れが淡々としたものになっているのがなんとも悲しい。世の中の師匠と弟子というのは、やはりこういう悲しいものなのだろうかなあ。
淡々としたラストにならざるを得なかったあたりに北野氏の後悔のようなものも感じられる気はする。
末尾のコント台本は北野氏がご遺族から権利を買ったのかな?とても貴重なものだと思う。
Posted by ブクログ
講談社よむーくのちぃかわコラボの栞がプレゼントされるとの事で、前から気にはなっていた本書を購入。
著者の浅草時代の思い出やエピソードを、短い物語でまとめた自叙伝。
15の章でまとめられており、とても読みやすかったです。
Posted by ブクログ
最初から最後までタケこと北野武の師匠である深見千三郎への想いが濃く描かれている。
冒頭の"深見千三郎に捧ぐ"という前置き通り師匠への憧憬が最後まで溢れており!あの北野武をつくりあげたのはこの師匠との出会いとそしてフランス座での修行期間があったからなんだと改めて感じた。
「師匠とオイラは一心同体になっていた」と作中で描かれていたタケの心情に、本当に大切な存在だったのだろうと亡き深見千三郎氏に思いを馳せる。
Posted by ブクログ
テンポよく読めました。ツービートの漫才のイメージが強かったですが、読んでみて初めてコントもよくしていたのがわかった。深見師匠との関係性が微笑ましかった。
Posted by ブクログ
大泉洋演じる深見千三郎が今では絶滅危惧種である頑固師匠の一面を感じたく一読。
文面からも伝わるThe師匠っぷり。
ただ映像で見た方がやはり伝わるか。
しかし、やはりと言うべきかビートたけしさんの根性溢れる感性はさすがだと感じました。
大物っぷりがかんじられる人間性が垣間見えました。
Posted by ブクログ
20年前ぐらいに一度読んでいたが映画のヒットで講談社から再出版されていたので買って読んだ お人好しはバカを見るといわれ、現代では忘れ去られたともおもえるような利他的な行動を、当たり前にする深見千三郎やその周り踊り子たちに気づかされることがある 「粋」という価値観が共有できれば、世の中はもっとよくなる気がする
Posted by ブクログ
「笑われてやるんじゃなくて、笑わしてやるんだ」という深見千三郎の芸人としての生きザマは、オイラの生理と感性に合っていて大いに感化された。
師匠の突っ込みボケの芸風。自分で突っ込んでおいて、相手が受けられなければ自分でボケてしまうという芸風。舞台のすべてを自分一人で仕切って譲らない、師匠の独壇場の芸が好きだった。
(P.92)
Posted by ブクログ
子供が劇を観て勧めてくれた本。サクサク読める。成功した人の下積み時代は、振り返ると輝いているものだ。自分の人生も辛い事あったけれど、懐かしく振り返れるだけ幸せだったかなと思える作品。