あらすじ
――たとえ声をかけることさえ叶わなくても…私、あなたの無事を知るために後宮入りします。
彗明国の辺境の村で、病を患う村人に薬膳料理を振る舞いつつ、慎ましく暮らしている少女・麗華。そんな彼女の前に、美しく謎多き男性・劉伶が現れる。彼の不調をひと目で見抜いた麗華は、心温まる薬膳料理で快復を手伝うことに…!
しかし、あることがきっかけで劉伶は麗華の元から立ち去ってしまう。それは、腐敗した国を正す戦いに加担するためだったようで――。
陰謀渦巻く後宮を優しく癒す中華風シンデレラストーリー、瑞々しい筆致の俊英・志摩 午によるコミカライズで堂々開幕!
(この作品は電子コミック誌Berry’s Fantasy Vol. 17に収録されています。重複購入にご注意ください)
感情タグBEST3
この話はファンタジーなものの、食べ物に毒を盛られるとかが当たり前のように行われている世界も実際にあったんだろうな、などと考えてしまいました、
劉伶
離宮に招き入れられた麗華は劉伶のために薬膳料理を作り始めました。料理が完成して劉伶の元に運ぼうとしたとき、劉伶の部屋の前で聞き捨てならないことを聞いてしまいました。秘密を知ったため殺されるのかと思いましたが、劉伶は彼女を傷つけたりはしないと約束してくれました。彼女の料理に満足した劉伶とその部下2人はこれからも料理を作って欲しいと頼みました。そして住み込みのための部屋を用意すると言いました。でもそれは彼女にとって想定外の申し出だったようです。