【感想・ネタバレ】冴えてる一言~水木しげるマンガの深淵をのぞくと「生きること」がラクになる~のレビュー

あらすじ

妖怪マンガで有名な水木しげるだが、これは水木作品のほんの一側面にしかすぎない。水木マンガの真髄は、本質をえぐる鋭い人間観察と、時には非情なほどシビアなリアリズムにある。小学4年生以来、半世紀にわたって水木マンガを愛読する著者が、マンガ的なおかしみに包まれつつも、マンガの枠を超えて哲学的な域にさえ達している水木作品の名言・箴言を、厳選しお届けする。大人になったからこそわかる、刺さるセリフがある。

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Posted by ブクログ

久坂部氏の水木しげる漫画への偏愛ぶりと、水木作品の人生の達観ぶりを贅沢なことに久坂部氏の解説で堪能できる少し変わった趣の作品。久坂部作品のエッセンスはまさに水木漫画からのエッセンスの引用が多いことがよくわかる。まさに至言の数々を堪能できるが、翻って世の中の人間が半分でもこの境地に辿り着いていたら人類は早々に滅亡するか進化を止めていたろうと想像できる(そう、本書の河童のように)。そういう意味では哲学書でもあり「毒書」でもある。噛み締めて読みたくなる作品。。

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2022年03月20日

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