あらすじ
哀しみを乗りこえて創作活動に打ち込む春樹と雪が、高校の卒業式にたどり着いた答えとは!? 大ヒット『あの夏が飽和する。』を超える衝撃と感動の青春サスペンス!
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Posted by ブクログ
小説家のハルと周りの人達の関係がすごく落ち着く。ギターをハルに落とされるシーンは本当に、息が止まるかと思うくらいの緊迫感と緊張感が最高。こんなに素晴らしい本に出会えて良かった!
Posted by ブクログ
「あの夏が飽和する」に続いての書籍化でとても心待ちにしていましたが、本作も度肝を抜かれました。
個人的に文化祭当日からの展開が衝撃で、話の時間軸が一瞬で変わったことです。
時間軸が変わったことで内容がこんがらがるかと思いましたが、さすが音楽アーティスト。心情や情景の表現が上手く、スッと理解して読み進められました。
主人公たちが高校生なので、勉強に友達に恋愛に、一喜一憂しています。
もう社会人の僕には昔の話だーなんて懐かしさを覚えながら読んでいた中で、今大人になってから改めて考えさせられる言葉がありました。
「好きなときは好きで、嫌いなときは嫌いで、それでいいじゃん」
意外と難しくてなかなかできない人が多いかと思います。
大人だし好きなことしかしないで生きていくなんて無理、嫌なことでも我慢してやるのが大人だ、などなど、、、
でも自分が好きなことを好きな間は好きなだけ楽しむ、仮に嫌いになったとしてもべつに悪いことじゃない。
好きなものを好きでいれるときは全力で好きなものに時間や愛を注ぐ。
我慢は大事だけど、みんな我慢しすぎてると思う。
少しくらい好きなことに力を注ぐ方が、生きてて楽しいんじゃないかなって思いました。
Posted by ブクログ
時系列や場面の情報をあえてぼかす事で、読み進めていくうちに段々と情報が整理されて理解が進む感じが新鮮だった。
きっと雪は創作活動を続けていないように思う。過去から解放された穂花と春樹とは対照的に、今度は自らが罪を背負って罰を受けようと父の骨を引き継いだのだろう。終盤にかけて、ついに彼女が物語に登場することはなかったが、この罪を克服して3人が笑って暮らせる日が来るといいな。
Posted by ブクログ
絶対に好き嫌い分かれる
個人的にはこういうモヤっとさせる終わらせ方大好き。
時系列が繋がった時は鳥肌たった、いろんな人の葛藤とかそういうモヤモヤみたいなのが交錯してる感じ。
でもギター壊すシーンはびっくりした、よく分からん。
小説読んでから曲読むとめっちゃ良いから聴いてみて〜。