【感想・ネタバレ】保育施設の未来地図のレビュー

あらすじ

保育施設も「選ばれる」時代へ

本書では保育・育児関連の社会課題をDX(デジタル・トランスフォーメーション)によって解決することを目指す“Childcare-Tech“領域のスタートアップ・ユニファが、「未来の保育施設の在り方」を保育学の専門家の方々、また保育の実践者である保育施設運営者の方々と共に考える。

■本書の構成
第1章 現代の子どもたちと保育―社会の変化と今、保育に求められていること
第2章 いっしょに悩み、いっしょに考える―人にしかできない「保育」という尊い仕事と具体的な動き・実践
第3章 「理想の保育」に伴走する―スマート保育園・幼稚園・こども園というひとつのアイデア
第4章 子どもたちの未来をいっしょにつくるパートナーとして―保育施設のために、ユニファができること
第5章 世界中の“家族”の幸せのために―ユニファで働く私たちの想い

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Posted by ブクログ

少し前までは、園を選ぶ余裕など子育て世代にはなかった。待機児童が問題として取り沙汰されていたことからもわかるとおり、預かる先にさえ困るような状況だったのだ。
本書には実際に保育の現場に関わる人々の声が多数寄せられている。異口同音に伝わってくるのは、その余裕のなさと責任の重さだ。手書きベースの事務仕事、良好とはいえない人間関係。ともすれば命に関わる事故を起こしかねない子どもたち。本書のタイトルには未来地図とあるが、その手前、今を生き抜くのに精一杯なのだ。
そう、本書を読むことで読者は、スマート保育は「あったらいいな」というレベルのものではなく、今後保育がよりよい未来を形作るために必須のものだと強く印象づけられる。
保育施設の未来地図は、この社会全体の未来がどのように描かれるかを予見的に知るためのものでもある。であれば、保育施設の未来地図が輝けるものであるように社会として後押ししていくべきなのだろう。そういう想いが胸を去来する一冊。

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2022年09月24日

Posted by ブクログ

ユニファの方の本とは知らずに読み始めました。
スマートに頼り、人ができることに重きを置く。
保育に関することをスマート化することで、日本中の、世界中の保育の質があがると素敵だなと思います。

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2022年09月22日

Posted by ブクログ

保育の今、これから、これからに向けてのアイデア、そのために企業として出来ることについて分かりやすく書いてある。有識者や実際に保育現場で働く方々、企業側の担当者の声が多くよりイメージしやすい。

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2022年04月30日

Posted by ブクログ

避けては通れない保育のDX化。なんか手を出してはいけない領域かなと思いつつ、ベンチャー系企業の本を読んでみた。目次がわかりにくいが、すいすい読める。
少子化を踏まえ、待機児童もようやく減少傾向に向かい、これからまさに保育の質が問われ、選ばれる保育施設になるために、保育の質を向上させなくてはならない。そのとき、DX化は必然だというような本。
汐見稔幸さん、無藤隆さん、大豆生田啓友さんと、保育の質について押さえるべき先生のコメントがあるので安心して読める。システムの宣伝は後ろの方に少しだけ、あくまでも縁の下の力持ちというスタンスだし、保育側の信頼も得て改善に励んでいる。基本的には保育の質の話、それにDXが重要という視点を追加した本。

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2025年03月16日

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