【感想・ネタバレ】防災アプリ 特務機関NERVのレビュー

あらすじ

利用者180万人、「NHKよりも早く正確」と評判の防災アプリ&ツイッターアカウント「特務機関NERV」開発秘話が明らかに。

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Posted by ブクログ

特務機関NERVとはなんなのか?
誕生から紆余曲折、制作者の想いや葛藤などが、丁寧に綴られたドキュメンタリー本。

ツイッター上でよく見かけていた特務機関NERVのアカウント。
災害の情報を淡々と更新するこのアカウントは、一体なんなんだろう?
エヴァのファンが動かしているアカウントなんだろうけど。

と、あまりTwitterを使ってない私でも聞いたことがある「特務機関NERV」

NERVとは庵野秀明監督の代表作、新世紀エヴァンゲリヲンに出てくる組織名。
特務機関NERVは、ちゃんと公式の許可を持って「NERV」という名前を名乗っているそうです。

ただの防災botかと思っていたのですが、
その取り組みは最先端で、テレビやNHKにも勝る技術とスピード。
それを民間の一企業が、自腹でやっている(運営するための利益は今は出せているよう)。
謎の組織「特務機関NERV」、その真相はとんでもないレベルの熱意と技術の塊でした。

アプリ入れてみたら、
今までいれたアプリのどれよりも立ち上げ早くてビビりました。
操作性も素晴らしいし、色弱対応もしてるし、もちろん広告もないし、無料で使える。まさに最強の災害インフラアプリ。
日本に住む全ての人がインストールして良いと思う。

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2025年06月21日

Posted by ブクログ

このアプリがどんな想いで、どれくらい緻密に作られていて、そしてブラッシュアップされ続けているのかが伝わってきて、胸が熱くなる本でした。

「情報」の捉え方、届ける相手のイメージ、そして活動を続けていくために大切にしている信念。

東日本大地震のときにTwitterで出会った頃から大きな進化を遂げていることを知ることもできました。

「このアプリ、信じていいのかな」
と迷う方がいらしたら、ぜひ本書を一読されることをお勧めします。

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2024年08月15日

Posted by ブクログ

熱い!!熱すぎる男たちの物語。
ゲヒルン 石森大貴、是非お会いしてみたいなぁ。何か一緒に取り組めることが無いか。

・自分の地域の情報だけを見たい
・ローカルで計算して少しでもその人にあった情報を!

・英語版 → 日本語が喋れる外国人でも理解するまでにわずかな間があくとその間に命の危険が迫る。少しでも判断できるように英語で配信

・色覚異常が逆に強みに!デザインに関わる人が増えてほしい

・さくらインターネットの田中社長に自分の会社を買って欲しいと訴え → よりやりたいことのための決断素晴らしい

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2023年05月27日

Posted by ブクログ

わりと軽い気持ちで読み始めて、あっという間に読み終わり、軽い気持ちで読み始めたことを反省した。
情報で命は救えないかもしれないが、誰かが生き残るたには正確で素早く得られる情報は必要なのだ。

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2022年10月08日

Posted by ブクログ

エヴァのファンによるツイッター上の遊びから出発して今や日本屈指の防災情報アカウント、さらに防災アプリを提供する企業に成長した特務機関NERV(ゲヒルン株式会社)の舞台裏を取材した一冊。自分も2011年頃にあのアカウントを初めて知った時は「何だこれ?怪しいな…」と思ってたなぁw社長の石森氏が経営よりも理念や技術力に強みを持つタイプということもあって資金調達や事業化、買収劇といったベンチャー創業物語ではなく「なぜ防災事業に取り組むのか?」というドラマが軸に据えられている。その熱意と実行力にはITエンジニアの端くれとして敬意しかありません。それにしてもこうして改めて振り返ると、あらゆる出会いのタイミングが奇跡的。特に下手したら全てが頓挫していたかもしれない2019年2月のエピソードは鳥肌。

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2022年08月11日

Posted by ブクログ

めっちゃ読み応えがあって面白かった。特務機関NERVのTwitterの存在は知ってたけど、真面目なアカウントってことはそもそも知らんかったけど、この本きっかけにインストールはしておいた。
社長の石森さんの防災にかける熱意がすごくストレートに伝わってきて、そもそもの意識が低い自分としては反省して、いざという時に自分で判断して逃げれるようにしとかなアカンと思う。
ちょうど会社の研修で正常性バイアスの話もあったし、かなりドンピシャでこの本に出会ったな。

あとはシステムを作る人間の端くれとして、カラーバリアフリーの考えって今まで持ったことがなかったから、次世の中に出るようなシステムを作ることがあれば少しは意識したいと思う。

『情報では命は救えない。』
ユーザーの立場から言うと、『情報が勝手に自分の命を守ってくれるわけではない。情報で命を守るのも守らへんのも、結局最後は自分』ということは肝に銘じておきたいと思う。

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2022年06月07日

Posted by ブクログ

もともと個人で運営されてたアカウントとは知らず、読めば読むほど驚きでした。こういう取り組みは継続してほしいので、早速アプリを入れてサポーター会員になりました。
「逃げて」というメッセージをちゃんと受け取れるように、自分の準備もしておかないといけないと思います。この本は防災について考えるきっかけになりました。

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2022年04月06日

Posted by ブクログ

NERV の背景や特徴について、読みやすい文体・構成ながら詳細に語られており、面白かった。他の人にも読んで欲しい一冊。

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2022年02月27日

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NERV創始者、ゲヒルンの社長の石森大貴に関するノンフィクション。
最後の彼の言葉にしびれる。一人の高い倫理性、責任感、そして、技術力がどこまで世界を変えていくか。壮大な話しだった。

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2023年04月10日

Posted by ブクログ

日本最強の防災アプリ
特務機関NERV
20代天才プログラマーの開発物語

エヴァンゲリオンのパロディで始めたが、後に公認される。ビジネス度外視で進めていたが、周囲の助けにより、防災情報を提供することでビジネス化した。

早速アプリを使ってみた。
今までYahoo!天気アプリ使っていたが、こちらの方が良い。広告もないし、機能の制限もないし。開発者の志の高さを感じる。

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2022年09月11日

Posted by ブクログ

自分も情報発信に携わる身として、災害大国日本における「いまなすべき最優先のことは何か?」を見極めることのむずかしさは日々感じています。伝え方なのか、伝える技術なのか、どこで伝えるのか…Twitterからアプリへとプラットフォームを変えた経緯も読んで納得です。140文字の裏にある途方も無い努力と、出会いを引き寄せて巻き込む力、石森さんの飽くなき探究心、そしてそんな石森さんの少年期に自由を与え、あたたかく見守ったご両親の教育方針、いろんな要素が結実したのが現在の姿だと思います。
そして、最後の伯母さんのお写真には涙してしまいました。
これからのご活躍も楽しみです。

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2022年08月13日

Posted by ブクログ

『新世紀エヴァンゲリオン』に由来するツイッターアカウントで、様々な防災情報を発信してきた宮城県石巻市出身の青年・石森大貴さん。もともとは遊びで始めたアカウントだが、東日本大震災の際に家族に発した「逃げて」の思いが届かなかった反省から役割が変わる。電力不足で大規模停電の恐れがあるので節電を呼びかけた「ヤシマ作戦」は、アニメと現実がリンクした奇跡のミッションだった。
本書は石森さんの足跡を辿りながら、日本における“防災”を考える好書だ。アプリの紹介は「提灯持ちか?」と疑うが、実際に使ってみればその卓越性に驚くはずだ。

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2022年06月07日

Posted by ブクログ

新世紀エヴァンゲリオンに登場する特務機関NERVのロゴを使用したTwitterの防災アカウントの運用秘話及び防災アプリの開発記録を取材したもので、災害情報の正確さと迅速さが好評な特務機関NERVの「中の人」に迫った書籍である。

特務機関NERVに対して「災害情報は正確かつ迅速だけど、どんな運営体制なのか不明だからいまいち信用できない」という人もいるかもしれない。しかし、本書を読めば、運営の徹底した防災意識とそれを実現するための高い技術力、そして、行政(気象庁等)と連携した信頼性の高いデータを用いて運営されていることがわかる。さらに、NERVの提供する情報は災害が発生した際に「自分で対処する」ための判断の補助としてのスタンスで行っているので、誠実でもある。(誠実である理由は「災害が発生したときは情報を待つ前に、想像力を働かせ、自ら行動しなければならない」ため「自分で行動して」と伝えることこそ防災アプリの責任であると運営者は考えているから。)
こういった数々の努力によって特務機関NERVは信用を勝ち取った。ただのアニメパロディbotなどでは断じてないと知ることができた。

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2022年05月11日

Posted by ブクログ

気持ちと技術で、ここまで『あってほしいもの』を作ってきたのがすごい。
石森さんの防災にかける意識がずっとブレない。

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2024年10月12日

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