あらすじ
【描き下ろし番外編4Pを新たに収録!!】異世界でエルフに転生しているリリシアは、借金返済のためにドラゴンのゆで太を加えたパーティーで冒険を続けているのだが、なぜか借金が増えてしまう。一発逆転のために仲間と一緒に王都へ向かう途中、罠にかかってまさかの魔王城に!!そこで対面した魔王(ラスボス)にある依頼をされるが…。夢と希望溢れる異世界に世知辛い現実が突き付けられる新機軸リアル×ファンタジー、ついにクライマックスへ☆【本作品は「異世界返済」第9~16巻を収録した電子特装版です】【ズズズキュン!】
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これに感動するのは貧乏だから?
主人公は馬鹿だけど
いちいち借金の理由がこころに刺さる。
愚かだけど誰かのためで助けるお金で譲れと言われたらハイ!と譲れるいいコなわけですよね。
でも例え人の為であろうと破滅を伴う自己犠牲は立派な病気で
価値観のズレが引き起こす病気。
なお後悔がないなら自己犠牲だろうとご自由にということでもあるんですが
主人公は常に罪悪感があって良くないだろうという自覚があって辞められないから立派な依存症で
こういう場合そこまでは描かれなかったけど借金をする瞬間自己犠牲で誰かを助けたというエクスタシーを毎回感じてるはずなんです、本当は。瞬間とはいえ何事も報酬が伴わないと続きませんので。
なので最後に幸福は自分にというメッセージが出るけどこれは定番で非常に正しいけどじつは正しくない。
だって自らの破壊ダメージで幸福を得るのはこれも彼女だけの幸福だと言えるから。
本当はその嗜好の代替えを健康的にシフトする方法を彼女は探さなくちゃ受けない。
そうでないと借金が終わった途端彼女は自らを痛めつける対象をまた探します。
はっきり言ってあの借金がなかったら今までの転生や仲間の出会いはなかったと言い出したらお前ヤベーな、と突っ込む相棒が常に必要です。
それは兎も角救けてくれるはずの神様もエグくてこの漫画は子供の枕や銀行の窓口に置いて置きたい、とは言っておこう。