【感想・ネタバレ】蘭学事始のレビュー

あらすじ

福沢諭吉は友人とともに繰り返し『蘭学事始』を読んだが,『ターヘル・アナトミア』の原書を前にした玄白たちが「艫舵なき船の大海に乗り出だせしが如く」ただただ呆然とするばかりだったとある条に至るや,常に感涙し無言に終ったという.蘭学創始にあずかった先人たちの苦闘の記録は今も鮮烈な感動をよぶ.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.

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Posted by ブクログ

ネタバレ

久しぶりに古文の原文に触れたが、この読みにくさを一文字ずつ紐解く過程こそが、古典を読む醍醐味だと再確認させられた。
辞書すらない中での解体新書翻訳作業は、想像を絶する。なかでも「フルヘッヘンド(盛り上がる)」という一語の意味を、庭の土の様子から見出す場面の熱量は圧倒的だ。未知の概念に、自分たちの日常から言葉を編み出し、橋を架けていく。前例のない課題に直面しがちな現代のビジネスパーソンにとっても、深い示唆に富んでいる。
岩波文庫でわずか70ページほど。日本の医学を変えた熱量を感じた一冊。古典から学ぶことは多い。

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2026年01月31日

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