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Posted by ブクログ
第三章の中のロシアとプーチンに関する説明のあたりが、十把一絡げにロシアは悪とする見方に染まっていた今の私には最も参考になった。オリガルヒとの戦いもロシアの国益を守るため。ミュンヘン安全保障会議における「アメリカの世界統一政府構想に反対」との、プーチンの核心をついた発言。プーチンが長く政権にとどまっているのも、必ずしも権力に固執しているわけではなく、ロシアを守る使命感からなのかもしれないとさえ思えてくる。今のウクライナの状況を見ても、背後にいる勢力こそ、自国や世界の人々に対する愛も持たず、自分たちの権益のために世界を動かそうとしているだけなのかと暗澹たる気持ちになる。