あらすじ
子ども大人も知っておきたい世界のしくみ!
「地政学」がわかれば、歴史問題の本質/ニュースの裏側/国同士のかけひき…が見えてくる!
高校生・中学生の兄妹と年齢不詳の男「カイゾク」との会話を通じて、
「地政学」が楽しくわかりやすく学べる一冊
【絶賛の声、続々!】
真山仁氏(『ハゲタカ』著者)
「大人にこそ読ませたい未来を生き抜く必読書
戦争、平和、日本の行く末を知る羅針盤がここにある!」
杉山晋輔氏(前駐米大使)
「今の日本にこそ求められている一冊!
複雑な国際情勢が物語でやさしくわかる」
感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
地政学について小説風に簡単に分かりやすく、
まとめらていて、とても読みやすかった。
地政学について、ほぼ無知でしたが、
導入との本としてはとてもいいのかなと
思いました。
詳しく内容が書かれている本ではなく、
広く浅くという内容の本でした。
日本、アメリカ、中国、ロシア等の大国について
国同士の関係や、立地による有利不利等の
話が簡単にまとめられていました。
Posted by ブクログ
あるアンティークショップの老人から、高校生と中学生の兄妹が地政学に関する話を聞く内容。
日本にとって影響力の大きいアメリカ、中国に関連する話が多いが、その他の地域の話も含まれる。
話される内容はわかりやすく、知っている情報もあれば知らない情報もあったので、個人的には面白かった。
ただ、国の話や背景などはどんなものか知っている前提で話が進んでいくので、13歳向けとしては難しいような気はした。
今の子たちはニュースとかを結構色々読んでいたりするんだろうか。
個人的には、アフリカで何故抗争が絶えないのかの理由を国と部族の区切りの問題とされていた辺りや、日本と韓国がずっと仲が悪い理由が示されていたのが興味深かった。
しかし、どちらの話も知ってしまうと、現行の枠組みでは解決不能な気がしないでもない。
外交の果てにこれらの問題は解決されるんだろうか。
たぶん生物は進化するうえで自分と他人を区別することで社会を組み上げてきたと思うのだが、その欠陥のように感じる。
個人や国の上の枠組みに地球人類的な考えが根付いたとしても、自分と異なるものを排除しようとする動きがなくならなければ、結局変わらない気もした。
Posted by ブクログ
恥ずかしながら地政学というものをこの本で初めて知った。
世界の歴史は苦手な部分があったけど、地球儀から見た世界というのが新鮮でとても読みやすくてすらすら読めた。
最後の2人の回答もとても素晴らしい。
わたしも中心は自分がいる場所と思いましたが、自分以外の人たちも同じ考えを持っているから、その視点を尊重し共に生きていくまでは考えられなかった。
世界の平和を願うにはまずは世界を知っていくことが大事と学んだ。
Posted by ブクログ
プーチンは元スパイだとか、中国の国民は国から常に監視されてるとか、国外とのDMのやり取りは海底にあるケーブルを経由して届くから盗み見られてしまうかもとかへぇ!!!ってなった!
ニュースで他の国の政治の話をしているのを見てもよく分からなかったけど、前よりかはなんとなくわかるようになった!
地政学の導入としては良い
初心者が地政学の考え方について学ぶには良いと思う。
ただし、本文中にカイゾクが語る事柄に間違いが散見される。
例えば、本文中に「日本は、韓国に攻め入って植民地にしたことのある、加害者側の国だ」というものだ。
日本は韓国を併合した事実はあるが植民地化した事は無い。
また、ネット上の情報は信用度が低いので「信頼のあるメディアから有料で仕入れるべきである」という主旨の記述があるが
それを受けて信頼のあるメディア=新聞という図式になる会話があった。
本当にそうであろうか?一次情報を仕入れるのならば新聞やネットのニュース記事でも良いと思うが考察の入った記事について
「信頼のあるメディア=新聞」が成り立つか疑問だ。