【感想・ネタバレ】ぼくのおいしいは3でつくる 新しい献立の手引きのレビュー

あらすじ

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ふつうの材料で、最高においしい家ごはん!
「おいしい」がさらに進化した料理の新常識。

「ぼくが目指しているのは普通の料理の最新バージョン。
シンプルだけど贅沢な料理です」----樋口直哉

おいしいをつくる3とは----

◯1皿に盛り込む食材は3つだと簡単
◯基本の配色は、赤、緑、黄、3色あると見栄えがいい
◯盛り付けは知識と理屈。3角形に盛りつけると美しい

そして本書では樋口さんの日々ごはん、
つくる人も食べる人も食事の時間が豊かになる、
前菜、メイン、デザートの3皿でつくる献立を提案しています。

----新しい献立の手引き----

献立1 進化するレシピ
おひたしサラダ----シャキシャキ野菜の歯応えは、氷水でつくる
四角いハンバーグ----カリッとふんわり、混ぜて焼くだけの新定番ハンバーグ
プリンとコーヒーゼリー----異なるテクスチャーを組み合わせる

献立2 シンプルだけど、贅沢な料理
ブラマンジェかにたまサラダ----コーヒー豆がかにたまの味を引き立てる
贅沢スパゲッティ----パスタはブイヨンで茹でW卵使いでリッチな味に
バジル風味のオレンジ----ゼリーがつなげて3品で調和

献立3 新しい魚料理
ホタテのカルパッチョ----ホタテは縦に切ると、歯ごたえが良くなる
和風アクアパッツァ----焼き魚でも煮魚でもない、水で焼く調理法
パイナップルとクリームチーズ----果物+チーズ+香りで、リッチな風味に一変

献立4 かきこむおいしさ
青菜といんげんのごま和え----グズグズに煮たなすが、和え衣のつなぎ役に
鶏そぼろの親子丼----鳥そぼろを使うのはお米の粒子に寄り添いたいから
柿柚子----柚子のワタを使ってとろける口当たりに

献立5 鍋と会話する
きゅうり、キウイ、ミントのサラダ----味がなじむよう、きゅうりは叩いて潰す
鶏肉のフリカッセ----焼き目と卵黄で、コクととろみをつける
ライム風味のバナナ----ライムの酸味で甘みの輪郭がくっきり

献立6 発酵は人にやさしい
冷やしトマトのアールグレー風味----紅茶の風味がトマトのうまみを強調
ポークソテー かんずりごまソース----豚肉の焼き上がりは、中心温度65°CでO K
ごま汁粉----ねりごまを使えば10分で汁粉に

献立7 カレーはソースが主役
みかんサラダ----唐辛子と塩で、みかんの甘みを引き立たせる
羊バターカレー----ミキサーに野菜をかければカレー粉だけで絶品ソース
バニラアイスとココアクッキー----ココアクッキーを砕いて、土に見立てる

献立8 蒸し料理は電子レンジで
レンジで温野菜の香味だれ----小さく均等に切れば、効率的に加熱できる
レンジでサーモンの清蒸(チンジョン)----レンチンするだけで、切り身がふっくら
ブルーベリーとヨーグルト----同じ香り成分を重ねて、相乗効果を発揮

献立9 生活向上ステーキ
グリーンサラダ----布巾で包み、冷蔵庫で冷やせばシャキシャキに
黒胡椒のステーキ----黒胡椒を潰して焼いて香ばしさに
チョコレートとブルーチーズ----同じ香り成分を重ねて、相乗効果を発揮

献立10 忙しい日こそ、魚料理
きのことクリーミースープ----きのこをじっくり炒めて、うま味を凝縮
カジキマグロのソテー トマトとケッパー----塩入の牛乳に漬けて、しっとり焼き上げる
いちごのムース----生クリームといちごの酸でムースを固める

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

NetGalleyで読ませてもらいました。
2月14日発売予定です。

食材や盛りつけ、配色、献立などが、「3」をキーワードにしていろいろ解説されている。
タイトルの「3」に惹かれて読んだものの、正直、3とかどうでも良くなるくらい素敵な本だった。

「ぼくが目指しているのは普通の料理の最新バージョン。いつもより少しだけ手間かもしれませんが、味は保証します」というコメントがあるんだけど、まさにそういうレシピばかりの本。

おひたしもサラダもハンバーグも作ってみたくなった。たしかに、ちょっと工夫がある分、いつもよりほんの少しだけ時間はかかるかも。でも見ただけでやる気が失せるほどの手間ではないし、説明を読むと『これ絶対おいしいだろうなー』と想像がつくのでやってみたくなる。

でね、ポイントと思われるところには赤線が引いてあるんだけど、そこ以外にもコツとかポイントとか何気なく散りばめられてるの。しかもたくさん。レタスの話とか、冷凍ポテトの話とか、こんないろいろ教えてもらっちゃっていいんですか!? と言いたいくらい。

そして手順やポイントひとつとっても、ちゃんと理由を教えてくれているから、読んでいてワクワクした。献立についての文章も楽しめた。
結果、私はこのレシピの本を、作り方まで含めてひと文字残らず全部読んだ。読んじゃった。レシピの本を丸ごと読むってなかなかないよね!? 少なくとも私は初めて。

面白かった。作りたいレシピ多かった。文章も内容も優しくて、寄り添ってくれる感じした。コツもたくさん手に入れた。何しろ全部読んだので、満足感もすごい(笑)。

アップデートされたわー、私。

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2022年01月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

見るのも読むのも活用するのも好きな本。

あまりに時短を求めると美味しさを犠牲にしてしまうとの指摘に共感。かと言って毎回じっくり丁寧にというよりは、市販のプリンや電子レンジなどを取り入れて美味しく作ろうと提案している。

鮭のレンジ蒸しは身がふっくら仕上がったのでまた食べたい。魚の切り身で魚料理してみたい人にも読んでみてほしい。

樋口さんの本は、普段の食生活に新しい風をふっと入れてくれる。

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2022年07月20日

Posted by ブクログ

一手間かけたご飯のレシピ。
淡々と作業のような時短料理ではなく、どう食べるかを考えながら丁寧に献立から考えながら作る料理。

みかんとモッツァレラのサラダ、とてもおいしかった。

タイトルについては、著者が意識していることはなんとなくわかるけれど、全体通してこのメッセージを感じられるかはイマイチ。

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2025年01月14日

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