あらすじ
「もっと奥まで、私を受け入れてください」下校途中で攫われた蒼は、見知らぬ屋敷で目覚めた時、少女の服を纏わされていた。動揺する蒼に、後見人を自称する男は財産相続のために、淑女教育を受けろと強要する。監禁される日々の中、唯一の味方は美貌の執事・伊織だけ。だがある夜、蒼は突然部屋を訪れた伊織からの甘い誘惑に抗えず、淫らな恥辱に溺れてしまう。巧みな愛撫に、無垢な体は翻弄されながらも次第に開花し……。
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Posted by ブクログ
執事・伊織×大金持ちの跡継ぎ候補の高校生・蒼のカップリングです。
誘拐監禁の上、女装、行儀見習い(調教?)、執事攻め・・・(^_^;)
っといったようなことが出てくるお話が好きな方には
お勧めかと思います(#^.^#)
Posted by ブクログ
思った以上によかったです。
読み終わった後に、思わず、この作者さんの書いた他の話を読んでみたい! と思うくらいに。
まず、蒼がしっかりと芯の通ってるけど、ピュアで可愛い。
実際の場面であれば、そんなに簡単に伊織を信じていいわけないような気もしますが、他に頼れる人がいなくて、魔法のように優しい言葉をかけてもらったら、ついうっかりフラフラしちゃっても仕方がないかなー、と。
それにそんなに不自然ではなかったですし。
ただちょっと本当、催眠術的な感じはありましたが。
攫われて、あれよあれよと言う間に、遺産相続に巻き込まれてしまう。
そして、振り回されてるうちに、無事に落ち着くんですが。
その間にちらほら垣間見える
なんだか催眠術みたいな伊織の優しいやり方と。
蒼の素直でまっすぐな心のゆったりした動きと。
わかりにくい伊織の嫉妬が。
とってもいい雰囲気の小説になっていたと思います。
状況だけ見れば、いきなり攫われて監禁されている、というかなりハードな状況であるにも関わらず。
伊織が緩衝材になって、かなりおっとりした状況にさせてるなー……と思います。
さし絵とも小説の雰囲気がよくあってて、すごくよかったです。
全体的に調和がとれている話でした。