あらすじ
杉原爽香(すぎはらさやか)、十五歳の秋――それは、親友の死ではじまった。「学校で会いたいな」土曜の深夜、爽香が受けた電話は、行方不明中の親友・久代からだった。学校へ急行した爽香は、教室で久代の死体を発見する。かたわらには、若草色のポシェットが……。主人公の少女が、一作ごとに成長していく画期的ミステリー! 多くの読者の要望に応え、ついに電子書籍化が実現。爽香シリーズ、第一弾!
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Posted by ブクログ
爽香シリーズ、第1弾。杉原爽香、十五歳の秋。行方不明の親友松井久代が、深夜に電話をかけてきた。指定場所の中学校へ駆けつけた杉原爽香は、親友の無残な死体を見つける。そばには、若草色のポシェットがころがっていた…。主人公の杉原爽香は15歳、爽やかで正義感の強い女のコ。担任の先生、ボーイフレンド、同級生、刑事と力を合わせて、事件のナゾを解く。1988年9月20日発売
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杉原爽香のともだちが亡くなって,明男が登場する。
布子先生も、代理の先生としてやってきていた。
ちょうど登場人物が入れ替わるところから話が始まる。
15歳にしては、殺人をはじめ、重い話題がのしかかる。
莢香の爽やかさも、まだまだ序の口という感じ。
ハリーポッタに比べて,きちんと毎年1歳ずつ年齢が加わり,
きちんと締め切りに出しているところが赤川次郎の偉いところだろう。
年1冊,1年ごとに歳を取り,1冊ずつというのは、赤川次郎の構想の方が先だ。
もっと先輩面してもいいかもしれない。
Posted by ブクログ
昔読んだはずの作品。かなり昔なので結末は覚えておらず、新鮮な気持ちで読めました。
自分も年を重ね、昔ほどおもしろくは感じられなかったことがショックでした。
Posted by ブクログ
爽香と同年齢であり、十数年前に読み始め途中で止まってしまっていた。最近になってシリーズは継続しており、爽香も自分と一緒のアラフィフになっていると知る。もう一度爽香の人生をたどってみようと思い再読する。
久しぶりに読んだが結末は現代の作品でも時々扱われる問題であり、かなりダークであった。それを読みやすい文体とテンポで重苦しいものにしていないのは赤川氏の特徴なのではないだろうか。
自分自身がどこまで覚えていて、それ以後爽香がどのような人生を歩んでいくのか楽しみながらシリーズを読破していきたいと感じた
Posted by ブクログ
再読。小学校の図書室で読んで以来。
あの頃、同級生の間で密かに赤川シリーズが流行ってたような。
当時も思ったのは、こんなものを児童に読ませてもいいのか?と。
それぞれのキャラが立っていて、軽快でテンポ良く読めるのだけれど、その事件の真相は小学生には余りに酷ではないだろうか。
若くして、歪んだ愛に締めつけられた久代はどんな気持ちで最期を迎えたのか‥。
でも、さすが赤川次郎さん。
面白かったのでこれからも爽香たちの成長を最後まで追って行こうかな。