【感想・ネタバレ】中国怪奇小説集のレビュー

あらすじ

士族の家に生まれた綺堂が、幼少のころに住んでいた旗本屋敷は、有名な幽霊屋敷だった。この世に怨みをもって出る日本の幽霊とは異なり、中国の幽霊は一見なんの縁(ゆかり)もないところにあらわれる。そこが怖い。中国の怪奇譚(たん)に造詣が深い綺堂が、六朝(りくちょう)から清(しん)に至る各時代の中から220種を抄出(しょうしゅつ)して名訳。妖気ただよう幻想の世界へ読者を誘う、中国怪奇傑作集。

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Posted by ブクログ

中国の古典怪奇小説の有名どころを岡本綺堂で。なんて贅沢。

落ちがない。教訓もない。
ただ「こんなことがありました」と淡々と語られていく。
寓話になる前の伝承の形をしている。

「悪そうだから悪いはず」という理不尽な理由で殺される異形のなんと多いことか。

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2012年04月14日

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