あらすじ
マツダの実質的創業者・松田重次郎は、傑出した技術屋であり、「尖った経営」を貫いた実業家であった。二代目・恒次は世界初のロータリーエンジン搭載車の販売にこぎ着けるも、三代目・耕平は不本意な形で会社を追われる。カープのオーナーに転じた松田家は、四代目・元の下で「育成のカープ」の礎を築き、国内屈指の人気球団を育て上げたが……。「不屈のDNA」を受け継ぎし者たちのファミリーヒストリー。
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Posted by ブクログ
「マツダ」はおよそ半世紀前に私自身が小学生だった頃、通学路途上にディーラーがあり、そこを通るたびにその展示車を横目に通学していたことを思い出します。私の住んでいた広島から遠く離れた東海地方の田舎町にもディーラーがあり、当時スーパーカーブームだったこともあり、興味深く眺めた思い出があります。そんな「マツダ」の100年位の歴史を著述され、昭和のダイナミックな経済成長の中活動された初代の想いが伝わってきます。また以降の「マツダ」の歴史がよくわかり、製造メーカーとして生き残りの歴史にも感慨深いものがありました。子供の頃みた「マツダ」コスモはかっこよく、今でもヨーロッパテイストのスタイリッシュな車が多く、初代重次郎さんのマインドが今でも繋がっていると思いました。懐かしさを感じるとともに昭和の時代を感じる良書でした。
Posted by ブクログ
東洋工業株式会社の事実上の創業者である松田家の歴史を語る書籍。タイトルには『マツダとカープ』とあるが、カープの話はほとんど登場しない。会社をコロコロと変えつつ広島で一旗上げた松田家を知りたいなら多少は参考になるかと思う。時系列が左右するので少し混乱する。
Posted by ブクログ
広島東洋カープの「東洋」って何?カープとMAZDAの関係などが良く分かる、カープの筆頭株主松田家のファミリーヒストリー。
野球の内容はほとんどない。松田家の創業から現在までの歴史。戦争に翻弄され原爆から高度経済成長、オイルショックと坂の上の雲、大河ドラマのようなストーリー。