【感想・ネタバレ】真昼の誘拐のレビュー

あらすじ

清純派女優・八木橋紀子との密会を終え、自宅に戻った東都大学助教授・宮本洋一郎は異常を感じた。いつも彼を迎える一人息子・操(みさお)がいない。そして暗い室内に、妻・邦子の死体が……! 誘拐殺人か? 警察に通報せず、犯人の連絡を待つ宮本と紀子の前で、電話のベルが鳴った! 最も残酷で卑劣な犯罪・誘拐。犯人追跡を息づまる筆致で描く、サスペンス・ミステリーの傑作。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

30年ほど前に読んだはずが、内容はまったく覚えておらず、まるで初読のようだった。
清純派女優八木橋紀子との逢瀬後、自宅マンションに戻った助教授宮本洋一郎は、妻の死体を発見し、一人息子が見当たらない事態に遭遇する。
身代金誘拐かと疑い、警察に通報することを躊躇う。
やがて犯人から連絡があり、身代金を払うが・・・
一方、不倫の帰り道で作家の牧野啓介は交通事故を起こし、子供をはね死なせてしまう。
同時別個に発生した誘拐事件と交通事故が、どのように関連してくるのか、興味津々に頁を捲る。
宮本と紀子が恰も探偵のような役割で犯人追跡を行うサスペンスミステリー。
初出は1973年と、50年ほども前の小説だが、連絡手段として携帯がない以外は、少しも古さを感じさせずに読み終えた。

0
2025年10月16日

「小説」ランキング