あらすじ
岸峰子、30歳。シングルマザー。幸田生命女子陸上競技部所属。自己ベストは、2012年の名古屋で出した2時間24分12秒。ロンドン五輪女子マラソン代表選手という栄誉を手に入れた彼女は、人生のピークに立っていた。だが、あるアクシデントによって辞退を余儀なくさされてしまい……。そして今、2年以上のブランクを経て、復活へのラストチャンスを掴むため、リオ五輪を目指し闘い続ける。このままじゃ、次に進めないから――。一人の女性の強く切なく美しい人生を描く、感動の人間ドラマ。(解説・北上次郎)
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Posted by ブクログ
やはり妊娠出産というのは女性にとって嬉しいものではあるものの、女性自身のライフプランと沿わなかった場合葛藤の原因になんるんだな、と思ってしまった。特にそれがスポーツ選手であるなら、出産に伴う体型の変化は選手としてのプレースタイルに大きな影響を及ぼすと思った。耐え難い苦しみを与えたのも、そこから救い出してくれたのも子であるというのはなんだか難しいなと思った。マラソンへの思いが強く、1人で走っていた岸峰子をマラソンの呪縛から解放(という表現が正しいのかは分からないが)したのもまた子であった。最後、リオには出場できたのか、メダルは取れたのかはっきりと明記はされないというのが面白いなと思った。ただ、ママ友との会話からリオで金メダルを取ったんだろうな〜というのは推察されるけど。
あと、愛知県民出身の私にとって名古屋ウィメンズマラソンの風景が描写されるのはなんだか不思議な心地がして面白かった。この場所知ってる!を小説を読んで体験するとは思わなかったな〜。9月がたしかウィメンズの募集開始で、3月に実施だったかな?友達に誘われているしせっかくだから走ってみようかなと思ってみたり。