あらすじ
ミミズの気持ちにもならずに、切られたミミズが痛がるはずはないとしてしまうのは、あまりに人間の側の都合に合わせた自然観だ。それを「科学的」「客観的」とする傲慢な見方を排し、生物の世界を素直にながめれば不思議だらけ、わからないことばかり。わからないことがなぜわからないのか、生き物の側に立って生物を考える。
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Posted by ブクログ
「ミミズは切られて痛がるか」4
著者 奥井一満
出版 光文社
p100より引用
“そして、これだけ長い間、生き続けてきたのは、そうとうによ
くできた設計だったということになる。”
動物行動学者である著者による、独特の視点から生物について
の考えを記した一冊。
いたずらするオランウータンから著者の家の犬についてまで、著
者の素直なようでひねくれ気味な意見が書かれています。
上記の引用は、ゴキブリについての項の一文。
完成度の高いものであるならば、無理に進化したりする必要はな
いのかも知れません。私の好きなゲームで例えるなら、ゲームの
コントロールパッドは、PSのデュアルショックやWiiのクラシック
コントローラPROあたりで完成なんじゃないかなと思います。
p223からの第18章は、著者と彼の家の犬との関係について書か
れています。家族とうまくやっていくには色々と苦労が多いのは、
どこの家でも同じなようです。
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