【感想・ネタバレ】真実の航跡<文庫版>のレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

戦時中に日本海軍が行った捕虜の大量虐殺。本作はあくまで小説ですが、ベースとなっているのは実際にあった事件のようです。
内容としては、戦争犯罪・戦争裁判という、戦勝国が敗戦国を裁くことの理不尽、不条理が描かれていますが、テーマが難しく、語り手を含めて、どの登場人物にも単純には共感することが出来ませんでした。また、それを考えさせられる作品でした。

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2024年01月28日

Posted by ブクログ

日本人とは何か、敗戦国の人権は、いろいろ考えさせられた本でした。
難しい、また、とても、とっつきにくい印象のある法廷ドラマを熱く、おもしろく、読みやすく書いているさすが伊東潤。
モデルとなった事件はまったく知らず、日本人であるならば読んでおくべき一冊だと思った。

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2023年09月24日

Posted by ブクログ

戦争の後の混乱に法の正義はないか。現在、五十嵐のような人はいるのだろうか。戦前の教育を受けた筋の通った人物。立場に応じた責任と、それを全うする精神力。法廷合戦を想像していたが、回想と現在の繰り返しが、リアルさを強調していて、重奏する物語の醍醐味がかんじられた。

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2023年08月31日

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