あらすじ
2度の結婚、病、大切な人との別れを経て。
2度の結婚、突然の病、そして大切な人との別れ――
女優・南果歩が書く、うつむきそうな全ての人にエールを送る自伝エッセイ。
21年春、女優・南果歩はアメリカで新たな挑戦をしていた。見知らぬ土地、慣れない言葉、新しく出会う人々の中で、孤軍奮闘する彼女の背中を押したのは、まぎれもなく「過去の自分」だった。
人生の「第2ステージ」を歩み始めた彼女が、深い喪失から回復する方法を真っ直ぐに綴る。
《辛い場所にいる人、生きていくのに疲れた人、
悲しみに溺れそうな人、孤独を感じている人、
人を信じられなくなった人、長く暗いトンネルの中にいる人、
それでも前に進みたいと思っている人、
夢見たいと思っている人。
どれか一つでも該当するなら、この本を読んでみてください。
書くことは自身を晒すこと、痛みを伴うことだと分かっています。
それでも私は、やっとここまで来られたことを、記すことが必要だったのです》(はじめにより)
※この作品はカラーが含まれます。
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Posted by ブクログ
果歩さん、前向きすぎてすごい!!中にある沖縄?での写真も、お美しいすぎる!!
何かを手放さなければ新しいものは手に入らない。二度目の離婚で夫を手放して、カナダでの海外ドラマ撮影に挑戦することができたことからのお言葉だけど、自分の人生でもそうだなと思って、仕事を捨てて何を手に入れたか、これからはどうするか、考えていこうと思った。
Posted by ブクログ
何があろうと腐らずに、少しずつ、ゆっくりと、自分の歩調で歩いていけば良いのです。
振り返ってみれば、あのときの私にとっての「逃げる」は「逃げ隠れ」することではなく、「自分がいる場所の環境を変える」ということだったのです。毎日のように見ていた街の景色も、日常生活で耳に入ってくる音も、日々の人間関係も、思い切ってシャットアウトする。そうして、別の場所に身を置いてみる。ただそれだけ。それだけのことで私は救われたのです。
もしまた、あのときのように、打ちのめされ、心を閉ざしてしまいそうになったら、そのときは、その場所から逃げよう、そう思っています。そしてあのとき、逃げるための体力が残されていたことを、神様に感謝しています。