【感想・ネタバレ】服部半蔵の犬~奇剣三社流 望月竜之進~のレビュー

あらすじ

独自に編み出した剣術、三社流の師範・望月竜之進は黒田藩の福岡城下にいた。そこで足に怪我を負った竜之進は、温泉療養に行くことにした。その地で、大の男が黒い犬に斬りかかっているのを目にする。しかし、その犬は服部半蔵が飼っていた犬だという……。奇想天外なのに物語に引き込まれホロリとする。風野真知雄だから書けたオリジナル時代小説シリーズ第二弾。

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Posted by ブクログ

主人公望月竜之進の修行旅。
この主人公ののんびりしたところが実に良い。
できれば人を切りたくはないが、人を着るような悪者には容赦はないと本人の弁。

3人が一斉に切り掛かってきても、それに負けない剣術をと「三社流」という流派を作った。
なので、よく考える、考え尽くすほど考える。
数々の事件で、どうすれば勝てるかということを考え尽くす。その様子は目が中央に寄ってきて、なんとも間抜けな風態に。しかも、のんびりとした口調でなかなか人を寄せ付けないという感じには、到底ならない。

そこがいいのだ!

この巻は、
番長皿屋敷のトカゲ
淀殿の猫
服部半蔵の犬
宇喜多秀家の鯛
左甚五郎のガマ

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2022年03月21日

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