【感想・ネタバレ】農業に転職するのレビュー

あらすじ

「自分の好きなことを好きなようにやりたい」「組織に足を引っ張られるのは、もうたくさん」「自然の中で暮らしたい」と、農業が「転職先」として、これほど熱い視線を浴びている時代はない。今、百姓だと自己紹介すると、人が集まり、話を聞きたい、どうすれば農業ができるかと質問ぜめにあう時代」だという。自治体の企画する就農プログラムも閑古鳥とは無縁、農業普及所にもビジネスマンが列をなす。全国農業会議所と都道府県農業会議が昭和62から平成12年までに受け付けた新規就農相談は6万件以上。ところが、である。成功した人は700人。新規就農は「司法試験なみに難関なのか!?」。 著者は、「難関になる理由の半分は、新規就農希望者が、どのような努力をすればよいか知らない」からだと断言する。水先案内人役を果たすべきこのジャンルの書籍も、[1]農文協あたりの「農業本」(素人にわかりにくい)、[2]都会脱出組の体験本・田舎暮らし(個人の体験に引きずられ、一般化しにくい)もので終わっている。本書は、経営コンサルタントのプロが、農業に転職。コンサルティングのノウハウと実体験をすべて盛り込み、類書にない完璧なマニュアルに仕上がっている。インターネット上では、「農業ジャンルの田口ランディ」として知る人ぞ知る著者が、初めて単行本でベールを脱いだ快作。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

漠然と何十年も農業に従事している人よりも、
異業種でビジネス感覚を身に付けてきた人のほうが
成功する可能性が高い。

0
2012年06月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

プロ仕様ではなく、これから就農しようと言う傾け。より実践的で、理論より、実際の第一歩から丁寧に紐解かれている。
入門書としてベストな一冊。

0
2012年06月26日

Posted by ブクログ

農業をやるのはとても難しいのだな。。

第1章 これからの農業に向く人、向かない人
第2章 どんな農業をやりたいのか
第3章 さあ、行動を起こそう
第4章 本格的な経営計画を立てる
第5章 農村で生き抜くための心得

逃げで農業をすると大変な目にあう。 

0
2012年06月14日

Posted by ブクログ

転職ということではないのですが、農業経営の仕組みなど知りたくて読みました。

まず読んでみて、考えることは多々あり、ビジネスとしてやるにはかなりのハードルを乗り越えなけえば、と実感です。

家庭菜園レベルなら、自由に出来るでしょうが、ビジネスとして成り立たせるのは(農業に限らないでしょうが)大変なんですね...

0
2011年10月16日

Posted by ブクログ

  もともと経営を学んで民間企業に就職したことのある著者が、安易に「田舎暮らし」にあこがれて農業しようとすると痛い目に合うという警告をしてくれる本。
  作物の選定、農地の取得、資金の調達、事業計画など、最低限必要なことは書いてある。
  また、どう地域に溶け込むか、前職をどう生かすかなど、農業そのもの以外の心構えと実践方法が書いてあり、とても実用的で今から農業をするとしたらどういった生活になるかとても具体的なイメージが描ける。

0
2009年10月04日

「ビジネス・経済」ランキング