あらすじ
どうした? 秘術を使うんじゃなかったのか。
密命を受け江戸の藩邸に潜入した半人前忍者の螢。
しかし早々に食客の浪人・式部に正体を見破られてしまい…。
お館様のお役に立ちたいんです――里の頭領・春成の命を受け、江戸の八木山邸に潜入した半人前忍者の螢。任務遂行のための必殺閨房術、蜜涸らしと水貝の術を携え隙を窺うも、食客の浪人・式部に正体を見破られてしまう。功を焦る螢は、式部に「一流の証を見せてみろ」と挑発され意気込むものの、術どころかその手管に蕩かされてしまう。かくして忍びに向いていないと断言された螢は、ちょっと偉そうな謎の浪人・式部の指南を受けることに…。
紙書籍発売時、フェア用に書き下ろされたSSを収録した特別版!
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面白くて一気に読めます
はじめての忍者ファンタジー。面白くて一気に読めました。実践経験ゼロだけど、ヤル気満々の螢が可愛くて、それをこっそり支える式部もかっこいい。
え?本当に忍者の訓練受けたの?ってくらい従順な螢をよくお館様が任務に出したな…と、お館様の決断にびっくりですが、螢が悪い奴にくわれなかったのは、ひとえに式部のおかげ。螢がずっと可愛がられる様子が目に浮かびます。