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Posted by ブクログ
オッドアイであるが故に献上品として攫われたテオは、あまりの愚行に父王の怒りに触れ獅子の姿になった第六王子カイルに「呪いから救う天の子」として救われる。
純真無垢で真っ当に生きるテオの姿に改心し惹かれるピュアラブに癒やされます。
小さな幸せを抱きしめるように、森羅万象を愛するテオに心から癒やされますし、劣情を祈って抑えようとする無知さえもピュアで愛おしい。そんなテオに惹かれない訳がなく、カイルが人として成長する姿も善きでした。
カイルの友人、烏(名前が烏なのか?)とても良い味をだしています。会話もテンポよく面白かったです。
シンデレラストーリーではなく、自分たちのために未来を考え、テオと生きるためにカイルが移住する溺愛が善きでした!
ハ〇ジ受け…
多少の危機や困難はあるものの、攻め王子もロクデナシから働き者に成長する!
王室メンバーは農民受けにも優しいし、獅子王子を担ぎ出してクーデターを起こそうとするような家臣もいないし、なんとも優しい世界観。
癒されるのひとことです。
王宮でみんなにどんなに優しくしされても、自然から離れて暮らすと萎れていく受けが、まるでハイ〇のよう。
おんじならぬ王子が気づいて、ちゃんと田舎で暮らせるようにしてくれるというのどかなハッピーエンドで安心して読めます。