【感想・ネタバレ】ズームバック×オチアイ 過去を「巨視」して未来を考えるのレビュー

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Posted by ブクログ

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「愉快を求めて成長した企業」が刺さった。
STAY SMALL
BE AMATEUR
小さなチームで一人ひとりが「没頭」することで面白いものが生まれる。
たまごっち供養は日本的な価値のある無駄なものでしたが、今はそのような風潮はありません。無駄を愛せないとイノベーションは起こらないのではないでしょうか。→ほんと、その通り。イノベーションって色々な物事の組み合わせによるシナジーだと思うので、無駄かどうかわからないけどやってみなはれを繰り返していかないと生まれないだろうなと。

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2024年04月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

本書はコロナウィルス、経済格差、環境問題など現在の人類が抱える課題を歴史を振り返りながら人類がどのように対応してきたかを振り返るような形式となっていました。例えばコロナウィルスで言えばペスト、水俣病の公害などが振り返りの対象として参考になります。

2020年初頭、コロナウィルスが蔓延してから世界から祝祭性が失われました。人は場所と時間と体験を同時に共有する機会を大幅に奪われてしまったのです。スポーツ観戦、ライブへの参加だけではなく、会社や学校に集まることでさえ大きく制限されるようになりました。いつしか仕事に関しては職種によっては集まらないことにも慣れてしまったところがあります。

それでも人は祝祭性を求めるでしょう。この閉塞感の中で何のために生きているのかや、命の意味を多くの人が考えました。そのとき自分と似たような価値観を持った人と共通の体験をすることの喜びがコロナウィルスが蔓延する前には確かにあったことに気が付きます。

私たちには今デジタルがあります。かつてないスピードでSNSを通じて情報のやりとりをできるようになりました。しかしSNSは時には人を傷つけることがあるため、私たちはその使い方に細心の注意を払う必要があります。社会がよりよくなるための使い方を皆が考えながら使っていくようにすること、それがよい世の中の実現には必要でしょう。

コロナによって不要不急の用事を避けるようになり、自粛警察という言葉が流行りました。今でもあります。芸術、ファッションそういったものは一時期必要のないものであるかのように言われました。しかしこの閉塞感の中でそういったみずみずしいものに対して、かつてない渇望があることにも気が付きました。一見無駄と思われるもの、余白とされるもの、そういうものの中から素敵な文化が生まれるのです。今ほど無駄であろうと何であろうと自分の好きなものを見つけ、丁寧に接し、時間をかけることを厭わない、そしてそれを表現し人に伝えていくことが求められる時代はなかったでしょう。

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2022年03月06日

Posted by ブクログ

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著者が、NHKのアーカイブを読み解くことで、混迷な時代を切り抜けるためのヒントを提案しています。
流れが早く将来の見通しを立てることが難しい時代であるため、環境や教育等について半歩先の未来について考えることや、コロナという危機からの回復について社会編、カルチャー編というくくりで、著者の考えを対談形式でまとめています。
時代の寵児の一人であるといってもよい著者の考え方がわかる本であるため、落合陽一氏に興味がある人にはおすすめです。また、WITHコロナ時代にどう生きていくか悩んでいる人にも参考になるかと思います。私も落合さんの本は何冊か読んでいます。いろいろな分野に詳しく、様々な考え方や提案をされるので読んでいて面白いです。私より若い方ですが、日本にも落合さんのようにさまざまな提案や、国の在り方を論じている人が出てくるのは非常に良いことがと思います。単なる評論家はいりませんが、落合さんのように実践をともなう提案者は数多く出でくることを望みます。
本書には、特別編として台湾のデジタル担当政務委員であるオードリータン氏との対談も書かれており、豊富な知識や考えをもつ二人の対談が非常におもしろかったです。重い話だけではなく、くだらない対談内容も書かれてあり、二人のひととなりが多少なりともわかりました。

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2022年04月09日

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