あらすじ
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“読書で”頭の回転を速め、アウトプット力も高める!
※本書は2017年9月、小社より刊行した『サクッと読めてアウトプット力を高める 集中読書術』を改題したものです
わたしたちが学校で教えられてきた「ゆっくり・じっくり」の読書方法。しかし、脳科学と認知科学の分野では、この読み方がビジネス書や新書、専門書などの書籍には適さないことがわかっています。実際、「時間をかけて1冊読み終わったのに何も頭の中に残っていない」という経験をしたことがある方も多いでしょう。
そこで本書では、情報や知識を体系的にまとめた本で効果を発揮する読み方を解説。「ウィルパワー(意志力)」と「ワーキングメモリ(作業記憶)」といった脳のしくみを最大限活用した効果的な読書方法を紹介しています。「ビジネス書を活用できない」「専門書を読み進められない」「そもそも読書が苦手」、そんな人にこそ知ってほしい、実践してみてほしい読書術です。
これまでの読み方を手放せたとき、あなたの読書は劇的に変わっているはずです!
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Posted by ブクログ
本を読んでいて、読んだ内容をすぐに忘れてしまうため、あまり身になっていないという悩みがあって、一から読書術を少しでも学びたいという目的があって、書店でこの本を選んだ。
著者は、この本の中でとにかく「飛ばし&繰り返し読み」を推奨していた。本を読む際、いきなり文字を追って順に読んでいっても、脳で処理しきれずパンクしてしまい、その結果何も記憶に残らないという現象が起こる。テクニックとして、「飛ばし&繰り返し読み」を行うことで、本自体の流れ、雰囲気、内容等を大まかに浅く捉えて、それから細かく内容に入っていくことで記憶に定着させやすいという。また、ビジネス本は全てを読む必要はなく、自分に必要な箇所だけを読めば良いので、「飛ばし&繰り返し読み」をすることで不必要な箇所はカットすることが出来る。
「飛ばし&繰り返し読み」による効率の良い読み方をすることで、ワーキングメモリ(作業記憶)に負荷をかけずに読むことが出来る。読書中の集中や内容の定着など、このワーキングメモリに大きな負荷をかけてしまうと集中が出来ないとか内容が覚えられないという非効率的な読書になってしまう。だからこそ、飛ばし読みこそが、省エネな読書となりワーキングメモリに負荷をかけず、メモリを有効活用できる読み方となる。また、繰り返し読むことで、記憶の定着に繋がる。
著者は、まず読むこととして、本を軽く捉えることができるように、表紙を切り捨てるなど思い切ったことを勧めてきた。変に几帳面ということもあり、なかなか表紙を切り捨てる事は出来ずにいたが、捨てはせずとも表紙を取って読んでみると、ページをめくる事が容易に思えた。これでも、一つの成長と捉え、次は書き込むことに挑戦したいと思っている。この本を読んで、本との距離感を縮めることが出来たと思うと、この読書でも一つの収穫があったのではないか。