あらすじ
◎22年間、トラブルに対処してきた社労士が厳選した労務管理の最重要ポイント
求人から退職まで――
ここを押さえれば会社はどんどん良くなります!
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求人広告・採用・雇用契約
↓
労働時間・残業・有給休暇・人事考課
↓
問題社員対応・退職勧奨
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◇社長にストレスのない性格の人を採用する
◇雇用契約書の記載の仕方でトラブルを防ぐ
◇ヘッドハンティングではこうして採用する
◇タイムカードは白紙の小切手だと認識する
◇固定残業代で社長と社員のギャップを埋める
◇社長にとって悩ましい有給休暇はこう考える
◇パワハラが起こりにくい企業文化を醸成する
◇社員への〝社長の一言〞が問題を未然に防ぐ
◇離職日には社長が最後に両手で握手する
……等、状況に応じた具体策や、働き方改革の対応策も掲載!
◎企業の重要な課題である労務管理を、入口・中間・出口に大別して解説。
求人広告や採用基準、雇用契約など、採用に関する秘訣を紹介する〔入口〕
雇用中の労務管理を表す固定残業代、有給休暇、人事考課の秘訣〔中間〕
そして最後に、問題社員の退職勧奨など、退職にまつわる労務管理の秘訣〔出口〕
ポイントを押さえ、
無用なトラブルに巻き込まれるリスクを回避し、
労務で経営を向上させることを目指しましょう!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
今まで読んだ本の中では、
著者の主張というか、
個性の出ている文章だなあ、と思いました。
中小企業の人事担当を経験して、
「あるある」「リスク回避」として役立つ考え方もありました。
「まず評価ありきで、説明できる理由を後からつける」
とか刺さるな~という部分。笑
入退社と試用期間でのトラブルは何度も経験したので、
そこを回避したいなら、著者の言うとおり、
ある程度社長の意に沿うような、
好きな人、評価している人で固めるのも大事なんだろうな、と。
そうすると、組織や思考の硬直化とか横やりも入りそうですが。苦笑
読んでいる最中は、「う~ん」「これは…」とか思うこともありましたが、こうして振り返ってパラパラ見返すと、意外と間違ってないかも、と思う箇所多々です。
Posted by ブクログ
法律論でない実務的な現場運用についての記載は、新たな観点を提供してくれるものであり、弁護士としてのこれまでの経験にもマッチするものだった。例えば退職勧奨のスキームなどは、「あの事件の時にこうしていれば紛争拡大を防げたはずだわ」という感じで目から鱗。
とはいえさすがに労働法制の説明のところなどは自分には不要だった。なので弁護士にとっては簡単過ぎる無用の記載が多々あるので星3つという感じ、社長さんが読まれるなら星4つかな。
みなし残業代制度の説明などはもう少し詳しく説明しておかないと裁判になったら突っ込まれちゃわないか?構成上のバランスを取る必要はあろうが。。。