【感想・ネタバレ】宇宙の坊っちゃん(電子復刻版)のレビュー

あらすじ

サバス星での大宇宙連合会議に出たわが地球代表たちの〈いささか〉の欠陥はさておき、それを遇する異性人どもの態度は何だ、オモシロ人扱いではないか!――先祖代々軽率江戸っ子、VIP艇単純二点間跳躍古参宇宙航法士・坊っちゃん。地球の恥はオレの恥、ここで立たずば家門の名折れ、燃えよドラゴン、正義の炎、漱石自失、鴎外絶倒、宇宙版《坊っちゃん》大活躍。傑作・快作・怪作とりまぜ全十篇。

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Posted by ブクログ

この短編集には、印象に残る面白い短編もいくつかあった。が、昭和の文学らしく、今の時代にはそぐわない、気持ち悪さを感じる表現が含まれているものもあり、自分には合わないと感じた部分もあった。
とはいえ、その表現や価値観自体を否定されるものではなく、当時の雰囲気や価値観を感じ取れるという点では、一つの資料のような魅力もある。

短編ごとに文章の作風や文体が大きく変わる作品もあり、そのたびに頭を切り替えて読む必要があった。一方で多彩な表現力を味わえるという面白さもあった。

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2025年08月13日

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