【感想・ネタバレ】もう別れてもいいですかのレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2024年04月20日

うんうん、そうそう、あるある、と最初から共感しまくり、途中吹き出して笑った。

「夫源病」に悩み離婚したいが金がない、勇気が出ない、煩雑さを考えると行動が起こせない。
安全なところにずっといると生活範囲が狭まり何をするにも臆病になる、それすらもずっと後になりやっと気付く。分かるわ〜
読んでてヤキモ...続きを読むキする部分もあるが、離婚で自由を手に入れたものの最悪だった生活で得た忍耐や屈辱などが新しい自分の自信になる、と前向き。いやーな感じで終わらず良かった。
主人公と同年代で同じ体験をしてきた人にはツボでしょう。
すごく面白かった!

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Posted by ブクログ 2024年04月03日

読み進めれば進むほど、あるある、そうそう、なんでこんなに心のうちの呟きが主人公、澄子と同じなのかと。これを言ったら…言えない言葉、溜め込む不満、妥協点を見い出し、自分の気持ちに折り合いをつけ、自分が出かけることすら相手に気を遣い、24時間、自分一人で気ままに過ごせず、結婚ってなんなんだろうって思った...続きを読むり。20代の頃は、次々と周りが結婚し始め、自分も早く、早くという気持ちだったのに。恋人と会えない週末と夫のいない週末、この違いたるや。それならなんで一緒に暮らしているのだろう。千鶴のように夫から暴力を振るわれてもいないが“常に厚い雨雲が垂れこめていたような重苦しい結婚生活だった”という澄子。“夫というのは自分の人生を気兼ねなく生きるけど、妻は自分を殺して、夫に気兼ねして生きていかなきゃならない”“人生の残り時間が少なくなった今、楽しんだ者勝ちだと本気で思うから”と、澄子が高校時代の親友、美佐緒に手紙で書く。ホント、そうね、自分の人生なんだよね、誰の支配下にもなる必要は、ない。でも、だからこそ、自分の足で立っていく、立てるだけの力(経済力も含め)を努力してつけていかないといけないんだなぁーと。自分で生活費を稼ぐ、自由に使えるお金を得ること、何においても自立していないとがんじがらめの状況を打破する事はできない。澄子が夫に対して甘えもあったと言えるなんてすごい進歩だ。不満を抱えつつそのまま結婚生活を続けていくのもいいし、離婚したってそれが不幸だとは思わない、澄子の本来の澄子に戻った言葉がよかった。澄子の“離婚は私の勲章です。何か文句ある?”ないよー、と澄子に叫びたくなった。面白かった!!

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Posted by ブクログ 2024年02月21日

なんだかすごく重たかった…。
全然澄子さんと境遇は違うし、うちは仲のいい家族の方だけど、それでもなんだかショッキングだったな。

男との結婚って人としての尊厳を奪う行為なのかもしれない。
よくドラマとかの男同士の会話で、結婚は地獄だよ、みたいなのあるけど、本当の地獄は女性の方なんだなって改めて思う。...続きを読む

結婚なんてするもんじゃないと改めて思い知った。

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Posted by ブクログ 2023年12月31日

面白かったです。
リアルな描写と、現実問題と、周りからの視線と。

若い人たちに読んでほしいです。
フラットな夫婦関係を築くために。

『彼の問題は私の問題ではない、彼の人生は彼自身が責任を取るべきなのだ。』

そう思います。
自分のことは自分の責任。
日常生活においても、誰かの負担にはならない、
...続きを読む
そう考えられる人が増えたら、
熟年離婚は減るのかもしれませんね。
日本ももっと自由な夫婦生活を2人でカスタマイズできるようになったら、いいのにな。

自分が幸せなことが大切、と若い頃に知りたかった

離婚して高校生の自分に戻っただけ
という文が印象的でした。

1人でも生きていけるから
2人でいるともっと楽しい、
自分はそんな人になりたいな。

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まるで自分?

2022年04月21日

そうだそうだ!わかるわかる!と何度も頷きながら読みました。時にはじわりと涙が出そうになりました。本の中のことだからとこちらを置き去りにすることなく話は進みます。この本に出会えて良かった。勇気をもらえる素敵な小説です。

#泣ける #カッコいい #タメになる

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Posted by ブクログ 2024年04月28日

離婚したい。でも、お金がない。決断は、幸せのはじまり-。

初めての垣谷美雨san。

面白いっ!というか、もう別れても・・いいです。

58歳の妻・原田澄子と夫・孝男、独立して都会で暮らす2人の娘と、澄子の地元の高校時代の元同級生たち。

ダンナさんが亡くなったという元同級生からの喪中のはがきを見...続きを読むて、、羨ましい と。

夫の初めてのエピソードは、澄子が休日に子育てをしながら用意した昼食を見て、”また月見かよ。俺はもっと豪華なうどんが好きなんや。”と。この一言で、夫の全て分かりました。許せないというか、正直、こんな感覚を持った人がまだ存在するんだという驚き。

とにかく妻がすることに文句を言い、自分が一番偉い。世間体を常に気にするプライド高男。こんな人は、きっと会社でも仕事ができていないと思います。

同級生のリンダが教えてくれた言葉、「日本人は自分が幸せかどうかよりも、人から幸せそうに見えることの方が大切なんだって」。これにはハッとさせられました。

娘の望美、香奈、同級生の千鶴、美佐緒たちに協力してもらって、何とか離婚が成立して良かった。短い人生、手に入れた勲章を持って楽しんでください!

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Posted by ブクログ 2024年03月23日

離婚がテーマの内容。出てくるおやじたちはみんなゲスばかり。ずっと澄子さんを応援しながら読んだ。私の周りにはここまでクソな旦那はいないように思うが、それぞれの家庭の実態は本人たちにしかわからない。
勇気を出して一歩を踏み出し、誰にも支配されない暮らしを手に入れた澄子さん、離婚おめでとうございます。結婚...続きを読むしても離婚してもおひとりさまでも人生楽しんだ者勝ち!!

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年03月11日

原田澄子は娘二人を育て終え、パートをしながら夫と二人で暮らしている。
亭主関白で、何もやらずに下女扱いする夫との生活は、澄子にとっては苦痛でしかなく、体調不良の原因になってしまっているが、田舎ですぐ噂話が広まる町で、昔ながらの固定観念の中で暮らしている澄子は、離婚したいと思うことが悪のような後ろめた...続きを読むさを感じ自分を押し殺し耐え忍ぶ日々を過ごしていた。

そんな澄子が変わっていき、高校時代の正義感溢れる真っ直ぐな自分に戻っていく姿は読んでいてとても気持ちよかった!

私は結婚していないが、世の中の主婦、特に夫源病に苦しんでいる人たちにぜひ読んでもらいたい。

我慢しなくてもいいんだよ。人の意見など気にせず、自分がやりたい事をして欲しい!
人生は案外短いんだから。

この作者の本は映画化された「老後の資金がありません」をはじめ、「四十歳、未婚出産」「定年オヤジ改造計画」「うちの子が結婚しないので」「うちの父が運転をやめません」「代理母、はじめました」など、今の社会問題になっている事を題材にしたものが多そうで、色々読んでみたくなりました。

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Posted by ブクログ 2024年03月03日

今日は、52ヘルツのクジラたち の映画を旦那と一緒に見に行ってきた。

明日映画行く?

と訊いたら、何の映画?とも訊かずに、「いいよ」と返事があった(^^)


長女が一歳の時、旦那の海外赴任が決まった。私は正社員だったのだが、旦那は単身赴任で海外に赴き、長女と私は日本に残り、私はほぼ1人で長女を...続きを読む育てた。私は正社員のまま会社に勤め続けた。
海外赴任から三年で帰った時、長男も生まれていたが、旦那は一切の家事をやらなかった。

せめてお皿洗いだけでも、、、
と思ったのだが、

「俺は家に休みに帰ってるんだよ!!o(`ω´ )o」

逆ギレされた。

もう全ての期待を捨てよう。
旦那に期待なんかしない。居ないものとしよう。
そう思った。

そこからは全く旦那に期待はしなかった。

子供2人の世話も、ご飯作るのも、お掃除するのも、ゴミを捨てるのも全て1人でやった。

会社での自分の資格も、高卒女子ではありえないほど上がっていった。
1人でも十分生きていける。
そんな自信もあったから、何もかもやっても余裕があった(笑)


旦那が2度目の海外赴任が決まった。

また三年ほどして、コロナで帰ってきた。

その頃から旦那がガラリと変わった。
何があったのかは知らないが、家事を積極的に手伝うようになったのだ(笑)

今は洗濯物は全て旦那が自らやっている。干すのも畳むのも。
たまにご飯も一品作ってくれてあることもある。
お掃除をしてくれているときもある。

何があったんだろうか??(笑)

ま、そんな境遇だった私なので、この本は甚く共感できる部分が多かった。



鬼婆だとか意地悪ばあさんなどという言葉があるが、鬼爺や意地悪じいさんという言葉はない。それがなぜなのか、最近はよくわかる。虐げられている側だけが鬼になっていく。同じ人間なのに、下女のように軽く扱われる毎日の中で、真っ直ぐな心を保つことなど不可能だ。


夫は風邪をひいて熱が出ると、重病人のように大騒ぎする。そして妻が仕事を休んで看病するのが当然だと思っている。だが、こちらが体調を崩すと、途端に機嫌が悪くなるのが常だった。

例えば、ダンナはあのとき人前で自分を馬鹿にしたとか、自分より舅姑を優先したとか。そういったひとつひとつの出来事は、男からしたら些細なことに感じるかもしれないけど、屈辱感が積もりに積もっていくのよ。そういうのって時間が経っても忘れたりできない。いわば永久不滅ポイントよ。


全部わかる。

あの時何をしてくれなかったのか?
一番助けて欲しい時に何も助けてくれなかったこと。全て忘れることが出来ずにいる。


最近うちの旦那は60歳で会社を辞めると言っている。あと2年だ。

私は旦那と8歳歳の差があるから、まだ10年は勤めることになる。

「専業主夫でもやるの?」

と訊いたら、

「うん、そうするかな」

と。

「だったら、毎日夕飯は4品拵えてね。味噌汁や、カレーやシチューは一品に含まないから。
あ、これ、私があなたに言われたことだから。
私ずっとそれ、今まで守ってきたから(笑)」


さて、私たち夫婦の行方はどうなるんでしょうね(*^^*)

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Posted by ブクログ 2024年02月19日

失礼ですが、このような話とは知らずに読んだので、ショックが大きかったです。作者の奥深い心理描写に引き込まれ、気がついたら一気読みでした。男尊女卑ではすまない現実に猛省しました。

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Posted by ブクログ 2024年01月15日

主人公の夫のがあまりにも酷く、前半は少し重く感じたが、次第に主人公が逞しくなっていくので、それを応援しながら読んだ。自分だったら1日たりとも我慢できないなー。

私自身は離婚を成し遂げた主人公に100%共感するが、友人たちの言葉は私には全く理解し難く、「なるほどー そう考える人もいるのか」とそれはそ...続きを読むれでおもしろかった。

垣谷さんの他の小説同様、「自分らしく生きよう」「自分の生き方は自分で決めようと」という応援メッセージを感じる。離婚を考えている人が読んだら、大いに勇気づけられそうだ。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年12月25日

最後にどんでん返しがあるのかな??
と読み進めましたが、そのまま澄子は突き進みました!
これからの澄子の未来が幸せでありますように

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Posted by ブクログ 2023年12月19日

50代後半の女性が熟年離婚するお話。
「離婚したい。でもお金がない。」いっそ旦那がポックリ逝ってくれたら。澄子の憤りに共感がいっぱい。
男女平等がうたわれてから久しいですが、いまだに家事育児をして夫を支えるのが妻の仕事、稼ぎの多い(少ない場合でも!)夫を敬い尽くすのが妻の仕事、という考えが社会にはび...続きを読むこっていると感じます(私調べ)。
夫の方にも妻を尊重する気持ちがあればいいのですが、澄子の夫にはそれが皆無だったので、澄子には「離婚おめでとう!」と言ってあげたいです。

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Posted by ブクログ 2023年12月10日

垣谷美雨さんの本。
いつもながら、実際のモデルが身近にいて書かれたようなリアルさよ!
閉塞感のある田舎に暮らす主婦のやるせなさがひしひしと感じられました。

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Posted by ブクログ 2023年11月22日

両親が別居中だからグサグサきた〜!
旦那クソすぎて終始イライラ。
自分は年老いても手を繋いでいられる夫婦でありたい…。男の人は一度読んでみてほしい笑

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年10月15日

感想
自分にも思い当たるフシが無いわけでもないので読んでいてドキッとする場面もいくらかあった。前半は、ひたすら妻が夫に虐げられるシーンが多いので気が滅入るが、その反動もあって後半の主人公の決断にスカッとしたものを感じた。

やはり人と過ごすには思いやりを持って行動しないとダメだなぁ。

あらすじ
...続きを読む子は田舎に住む五十八歳の主婦。二人の娘は独り立ちし、夫と二人暮らしだ。夫は、男尊女卑で妻を家政婦のしか思っておらず、澄子は夫が嫌いで仕方なく、早く死んで欲しいとしか思っていなかった。

自分の娘の結婚観、高校時代の友達との夫の愚痴大会、高校時代に仲の良かった友達の離婚を通じて、自分の今後を見つめ直し、どのように離婚に至るまでが描かれている。

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Posted by ブクログ 2023年07月08日

目の前のテレビリモコンを取るのに2階にいる妻を呼び、酔っ払って 深夜にご帰還、鍵を持っているのにドアを開けさせる夫。タバコ臭と歯周病と加齢臭のすえたような臭い‥そのくだりを読んでいて、あぁ私でもこんな夫 無理!と思った。

主人公の澄子さんはいつしか 夫の死を願うようになる。早く死んでくれと。これは...続きを読むミステリー小説 ではない。日本中にあまたいる、夫からの下女のような扱いに長い間 耐えている妻の悲鳴。それなのに離婚できない50代の澄子さん。娘からも「父さんは母さんのこと 虫けらとしか思っていない」とまで言われても別れられない。離婚したら食べていけないから。その言葉に尽きる。

行き場のないドロドロした感情と夫への生理的嫌悪感、それ故の体調の悪化。もう別れちゃいなさい!別れた方があなたの健康のためにずっといい。お金なんかどうにでもなる、多くの読者はそう思っただろう。私もそうだ。でも同時に、同じ立場にいる妻たちは、あまりの「あるある」に、この本の内容に釘付けになるだろう。結末が知りたくて。

私は知っている。澄子さんよりももっともっと 悪条件で、お金がないだけではなく、住む場所も、仕事も、手に職も、健康も、知り合いも全くないゼロの状態から離婚に踏み切った女性を知っている。その人は晴れ渡る青空のような実に開放的な自由を手に入れて今も生きている、 一生懸命。そう、それは私です! 
だからこの本を読んでいる澄子さんのような立場にいる女性たちに、どうか自分の気持ちに負けないで自分を開放する道を選んでとエールを送る。なんとかなる !一生懸命生きていれば必ず何とかなる、 女一人でも。それを教えてくれる一冊だ。

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Posted by ブクログ 2024年04月26日

子育ても終わった田舎のパート主婦がモラハラ夫に下女のように扱われる日々に見切りをつけ、新たな人生を歩み出す話。自分のまわりには澄子みたいな人がいないせいか、共感できる部分とできない部分があった。結婚が早い人の方が共感できそう。

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Posted by ブクログ 2024年04月12日

これまたインパクトあるタイトル!
垣谷ワールドを堪能しました。
何となく予想はしてたけど夫のモラハラっぷりが酷かった…。本当によく今まで耐えてきたなと思う。
フィクションだけど実際にあることだと思うし、作中の描写が現実だと思うと心底ゾッとする。

描かれているのは男尊女卑の古い価値観のまま妻を見下す...続きを読む夫。そんな夫と数十年も人生を共にし、還暦を前に苦悩する主婦。
まるで家政婦か奴隷のような扱いを受け、日々イライラどころではすまない鬱屈を抱える主人公は、新たな一歩を踏み出せるのか?

モラハラ夫の他、田舎のしがらみも色々面倒くさくて、私にはまず無理。
夫の発言や振る舞いに引きまくりながら読み進めました。
ラストをすっきり上手くまとめるのは、サスガ垣谷さんだなと思う。

本作を読んで、他作品「七十歳死亡法案可決 」や朱野帰子さん「対岸の家事」が思い浮かびました。

『離婚は自分にとって不幸を意味するものではなく、再生させてくれるもの』
 

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年04月09日

夫に愛想を尽かした主婦が離婚に踏み切るまでの物語。離婚肯定派と現状維持派の友人の意見の間で揺れ動く心。

主人公の夫が男尊女卑すぎて読むのがしんどい場面もあったが、離婚という重いテーマを扱う作品なので致し方ない。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年03月20日

58歳のパートタイムの主婦が、夫源病になり、離婚する話です。

垣谷美雨さんだから、旦那が改心してくれて幸せにならないかなぁ、と期待して読んだけれど、結局は独り立ちして別れる話でした。
とはいえ、夫源病までなった主人公が、我慢して生きていくという解はとても辛いので、そんな境遇にいる女性に勇気をくれる...続きを読む本だと思いました。

女性なら誰でも、自分家政婦だったかなと振り返る時はあると思う。
友人が近所にいてくれる心強さはあるなぁ、と思いました。

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Posted by ブクログ 2024年02月27日

02月-13。3.0点。
子育ても終わり、夫婦二人の50代後半主人公。夫の横暴さにほとほと疲れ果てる。田舎の町で、同級生らと愚痴を言い合いながら離婚を切り出そうとするが。。

ありそう。一気読みした。少しずつだけど進んでいくストーリーがリアルだった。

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Posted by ブクログ 2023年12月26日

主人公と共にモラハラ夫にいらいらした。無事に離婚へ向かうよう、応援しつつ読んだ。
昭和の男性ならではなのか、と思いきや娘婿も似たタイプという(・_・;
結婚して、好きだ何だといつまでも言ってるわけもないけど、せめて穏やかに、互いを思いやり暮らさねばと思う。
多少の空いばりは目をつぶる。

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Posted by ブクログ 2023年11月25日

怖い話。柿谷美雨さんはどうしようもなく自分勝手に育っていく夫と一緒に住んでいたのだろうかと思うほど、自己中心的な夫を描いている。モラハラで自信を剥奪された妻が、それに耐えられなくなって自立していく様を描き出している。一人の人間として幸せになって良かったね!と思えた。モラハラはモラハラと気がつかない人...続きを読むが多いから怖い。面白く読んだけど、怖かったから星3つ。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年11月24日

はい。いいです。むしろお早めに、的な(笑)。

どんどん2っていう単位から遠ざかるわ笑

自分の中から甘え、消えると思う。
一人暮らしにしろ、離婚にしろ
ひとりになるってそういうこと(*^^*)

無事の離婚、お疲れさまでした。

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Posted by ブクログ 2023年11月13日

年代は違えどもこんな夫いたら許せないなと思った。あと、ほんと自分次第。60になったら何が大切になるんだろう。子どもとの慌ただしい日々がなくなったらどうなるのかな。

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Posted by ブクログ 2023年11月01日

今の時代に生きててよかったなと思った。1人で遠出も生活もできない勇気がない…なんて人生、絶対に送りたくない。何歳になっても、自分の世界を広げるための自由は持っていたい。

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Posted by ブクログ 2024年02月26日

やばい。リアルすぎる。

これはいったい、誰のための物語なのか。
痛いほどわかってしまうことが、なんでこんなにもしんどいのだろう。

読み始めてまだ、たったの7ページ。でも、、、

「これは、母たちの物語だ」。


そして、同じ境遇を感じるひとが、きっと少なくないという事実に、とても救われている娘が...続きを読むひとり、ここにいる。


『彼女は頭が悪いから』の次に胸くそ悪くて悲しくなる本!笑 これに似たような現象が、実際に日本のどこかしこで起きていること、本当に理解できない!

勇気でる。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年10月25日

こういう離婚の類の話を聞いたり読んだりするときに必ず思うのが
永遠の愛を誓ったのに別れを告げるほどボロボロの関係性になるのは
どうしてなんだろうなあと思う。
何が関係性を変えて何が悪くしていくのかなあ。

DVやお金問題は別れるに値する理由だと思うけど
モラハラというのは一度愛した人を
どうして蔑む...続きを読むような扱いになってしまうのか
それが不思議でたまらない。

こいつにならそう言っても大丈夫だろう
という下にみた関係性になってしまうのか
俺が私がいなきゃ、こいつはやっていけない
という、束縛にも似たような感情から来るのか
当人達ではないから分からないけれど
悲しいなあと思う。

でも、それは自分にも無いわけではないなあとも思う。
ふとしたきっかけで相手にそんな思いを抱かせてしまうかもしれないし自分が抱くかもしれないし。

モラハラな夫の言動に、終始腹が立ってたけど
その都度思ったことがある澄子が
その言葉を飲み込むのにもモヤモヤした。
それを言い返されるかもしれないけど
その都度言うって大事だなと思った。

お互い助け合って夫婦をやっていきたいな。
気づけばやるも、気が付かないフリも
しないことが前提だし
思ったことはいつもどんな時でも
口にできるような関係性を
作りながら夫婦をしていきたいなと
思わされる本でした。

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Posted by ブクログ 2023年10月14日

「夫に死んで欲しいと思っている」というところ以外は、うんうんって盛大にうなづくくらい共感の嵐。だけど、文字にすると自分がこんなふうに思っていることが怖くなる。話にでてくる離婚した妻たちは、浮気されたからとか突発的なことではなく、結婚生活を送ってきたなかでどんどん溜まった不満、それはこの先解消されそう...続きを読むにもない、何十年これが続くのだろう…我慢の限界。はやく見切りをつけたい、そのタイミングはいつ?一人でやっていけるかな?という不安もつきまとうけど…でもこのままで一生終えるよりは。

めっちゃ離婚したいと思っている人にあとひと押しの一冊としておすすめできる。

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Posted by ブクログ 2023年10月12日

尊厳、自由、責任。
今の自分の立ち位置によって、感じ方が違う小説だろうなと思った。
不満はあるけれど離婚して一人で生きていくなんて今更無理、という女友達の立場で読むのか、離婚して自由な暮らしを取り戻した女友達の立場で読むのか、はたまた夫の立場で読むのか。
主人公は離婚してよかった、というラストを迎え...続きを読むたし、それを後悔することもなさそう。
どんな選択をしようと、それは自らの選択、決定の結果なんだと、誰かのせいにせずに受け入れることが大事だと思っているけれど、このお話でやっぱりそうだよなと実感。
この本が、まよう誰かの背中を押せたらいいなと思う。

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