【感想・ネタバレ】もう別れてもいいですかのレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

原田澄子は娘二人を育て終え、パートをしながら夫と二人で暮らしている。
亭主関白で、何もやらずに下女扱いする夫との生活は、澄子にとっては苦痛でしかなく、体調不良の原因になってしまっているが、田舎ですぐ噂話が広まる町で、昔ながらの固定観念の中で暮らしている澄子は、離婚したいと思うことが悪のような後ろめたさを感じ自分を押し殺し耐え忍ぶ日々を過ごしていた。

そんな澄子が変わっていき、高校時代の正義感溢れる真っ直ぐな自分に戻っていく姿は読んでいてとても気持ちよかった!

私は結婚していないが、世の中の主婦、特に夫源病に苦しんでいる人たちにぜひ読んでもらいたい。

我慢しなくてもいいんだよ。人の意見など気にせず、自分がやりたい事をして欲しい!
人生は案外短いんだから。

この作者の本は映画化された「老後の資金がありません」をはじめ、「四十歳、未婚出産」「定年オヤジ改造計画」「うちの子が結婚しないので」「うちの父が運転をやめません」「代理母、はじめました」など、今の社会問題になっている事を題材にしたものが多そうで、色々読んでみたくなりました。

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2024年03月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

最後にどんでん返しがあるのかな??
と読み進めましたが、そのまま澄子は突き進みました!
これからの澄子の未来が幸せでありますように

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2023年12月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

感想
自分にも思い当たるフシが無いわけでもないので読んでいてドキッとする場面もいくらかあった。前半は、ひたすら妻が夫に虐げられるシーンが多いので気が滅入るが、その反動もあって後半の主人公の決断にスカッとしたものを感じた。

やはり人と過ごすには思いやりを持って行動しないとダメだなぁ。

あらすじ
子は田舎に住む五十八歳の主婦。二人の娘は独り立ちし、夫と二人暮らしだ。夫は、男尊女卑で妻を家政婦のしか思っておらず、澄子は夫が嫌いで仕方なく、早く死んで欲しいとしか思っていなかった。

自分の娘の結婚観、高校時代の友達との夫の愚痴大会、高校時代に仲の良かった友達の離婚を通じて、自分の今後を見つめ直し、どのように離婚に至るまでが描かれている。

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2023年10月15日

Posted by ブクログ

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夫に愛想を尽かした主婦が離婚に踏み切るまでの物語。離婚肯定派と現状維持派の友人の意見の間で揺れ動く心。

主人公の夫が男尊女卑すぎて読むのがしんどい場面もあったが、離婚という重いテーマを扱う作品なので致し方ない。

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2024年04月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

58歳のパートタイムの主婦が、夫源病になり、離婚する話です。

垣谷美雨さんだから、旦那が改心してくれて幸せにならないかなぁ、と期待して読んだけれど、結局は独り立ちして別れる話でした。
とはいえ、夫源病までなった主人公が、我慢して生きていくという解はとても辛いので、そんな境遇にいる女性に勇気をくれる本だと思いました。

女性なら誰でも、自分家政婦だったかなと振り返る時はあると思う。
友人が近所にいてくれる心強さはあるなぁ、と思いました。

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2024年03月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

はい。いいです。むしろお早めに、的な(笑)。

どんどん2っていう単位から遠ざかるわ笑

自分の中から甘え、消えると思う。
一人暮らしにしろ、離婚にしろ
ひとりになるってそういうこと(*^^*)

無事の離婚、お疲れさまでした。

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2023年11月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

こういう離婚の類の話を聞いたり読んだりするときに必ず思うのが
永遠の愛を誓ったのに別れを告げるほどボロボロの関係性になるのは
どうしてなんだろうなあと思う。
何が関係性を変えて何が悪くしていくのかなあ。

DVやお金問題は別れるに値する理由だと思うけど
モラハラというのは一度愛した人を
どうして蔑むような扱いになってしまうのか
それが不思議でたまらない。

こいつにならそう言っても大丈夫だろう
という下にみた関係性になってしまうのか
俺が私がいなきゃ、こいつはやっていけない
という、束縛にも似たような感情から来るのか
当人達ではないから分からないけれど
悲しいなあと思う。

でも、それは自分にも無いわけではないなあとも思う。
ふとしたきっかけで相手にそんな思いを抱かせてしまうかもしれないし自分が抱くかもしれないし。

モラハラな夫の言動に、終始腹が立ってたけど
その都度思ったことがある澄子が
その言葉を飲み込むのにもモヤモヤした。
それを言い返されるかもしれないけど
その都度言うって大事だなと思った。

お互い助け合って夫婦をやっていきたいな。
気づけばやるも、気が付かないフリも
しないことが前提だし
思ったことはいつもどんな時でも
口にできるような関係性を
作りながら夫婦をしていきたいなと
思わされる本でした。

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2023年10月25日

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