あらすじ
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ビル・ゲイツが「驚くほど役に立つ! 」と絶賛
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世界で一番売れている文書作成ソフト・Wordの開発者リチャード・ブロディ氏が説く、奇跡を起こす人生技術。
人生で成功するために何をなすべきかを説いた傑作である。
著者は、1981年にハーバード大学を中退してコンピュータ革命に参加し、マイクロソフト社のソフトウエア開発部門の3番目の社員となった。
Wordをはじめ、数多くのソフトウエアを開発し、ビル・ゲイツ氏の個人的な技術アドバイザーとしても活躍したが、数年間の激務の後、ストレスと疲労が積もり仕事を辞め、より意味のある人生を求めて一心不乱の探求に乗り出した。
著者がいちばん発見したかったのは、なぜ人生が「まあまあ満足」程度で推移し、時たま「穴」に落ち込むが、決して「素晴らしい」レベルに到達しないのか……であった。
本書の中で、氏はその波乱万丈の旅の結果について語り、成功と幸福を得るためのガイドを提供している。
ビル・ゲイツ氏も「驚くほど有益だ! 」と絶賛した、米国発のロングベストセラー。
本書は『夢をかなえる一番よい方法』というタイトルで、邦訳単行本版がPHP研究所から2002年に、邦訳文庫版が2006年に、それぞれ発売された原著『GettingPast Ok』の改訂・新訳版です。
【目次】
第1部 人生
- 第1章 君の人生
- 第2章 選択
- 第3章 遺伝、環境、文化
- 第4章 「人生の見方」と「真実」
第2部 真実と信用
- 第5章 とあるA氏の物語
- 第6章 一体誰にアドバイスを求めたらいいか?
第3部 自由
- 第7章 恐怖心と自尊心
- 第8章 己に正直であれ
- 第9章 先延ばし
第4部 幸福の追求
- 第10章 肝心な問い
- 第11章 目的 vs 目標
第5部 人生の目的
- 第12章 人生の充実感を味わう
- 第13章 充実した人生とは
- 第14章 人生の充実
第6部 コミット
- 第15章 なぜ、君の人生はつまらないものだったのか?
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Posted by ブクログ
シンプルに、自分にピッタリだった。
社会人キャリア19年、オンライン事業責任者として評価も高く、インドの駐在員としてこの5年弱バリバリやってきた。でも仕事が全然楽しくない、日々が苦しい。このままだと自分が壊れそうと感じた。
結果、グローバルの経営者候補にも入っていたけれど退職することにした。
でも、「私は何がしたいのか?」が全然わからなくて苦しかった。ひょっとして私は退職間違いだったのか?とも自問自答した。夢とか目標が初めて無くなって困っていた。
その中でこの本が紹介するのは、「人生の目的を見つけること」。
ここでポイントなのは、「○○になる!○○を達成する!」みたいないわゆる夢や目標ではないということ。
より根本的に自分が「渇望」している、根源的欲求を自分の過去を振り返り、そして今後どうありたいかを7つの質問に答えることで具現化していく。
その中に出てきた重要なキーワードでつなげたものが、自分の人生の目的=自分が幸せであるためのコンディションなのだ。
そしてそのコンディションさえ満たせば、仕事内容や手段はいくらでも選べるよ、というのがこの本のいいところだ。
私の場合は、
「アイディアを自由に出して、自らがリードして信頼できる仲間たちとともに難しくて新しいことを実現していき、沢山の人を喜ばせて生きた証を残すこと」
だった。
今いる環境がなぜダメだったのか。
ガバナンスがきつくて自由さがない、アイディアが活かせない、店舗中心の事業のためオンライン事業は権限もない、グローバルでも小さい事業で投資してもらえない…
そりゃ、嫌になるなあと。
でも一方で、「自ら志願してインドに行き、オンライン事業をゼロから立ち上げ、売上をグロースさせてきた」ということは私の渇望を満たしていたからこそ、すごく自信にもなっている。
「魂が嫌がっている」感が凄かった過去1年間。やっと何が無理だったのか言語化できた。
次はもっと自由にできてチャレンジできる環境に身を置きつつ、副業で自分のアイディアも徹底的に活かしていきたい。
Posted by ブクログ
目的と目標を分ける。
目標は終わりがあるが目的には終わりはない。
目的を充実させる手段として、数値目標や結果目標の達成を目指す。目標はあくまで手段。
そして、君は人生の最後にどんな道を歩んで死にたいか。これが大事。
Posted by ブクログ
本書に記載されていたワークショップを実際にやってみました。実際のところ、本書のワークショップだけでは足りないので、1ヵ月ごとにこれまでの人生で何が起きたのか、どんな気持ちだったのかを掘り下げるのを自分でさらにアドオンをして実施しました。結果として、自分の根源的な欲求を見つけることができ、自分の真の人生のミッションステートメント構築することができました。このミッションステートメントは、空疎なお利口そうな文章ではなく、僕の濃い欲望に根ざしたものなのでとてもしっくりきてます。そのてんで、これまでの自己啓発本のようなお利口ちゃん向けの本とは違うなと思いました。ちゃんと自分の欲望を認めて、それに根ざして、人生の目的を見いだすと言うところに価値があるんだなと。なんにせよ、本書を読んで、ワークショップを実行してみて、良い人生の目的が作れるかを自分で実験してみるのがいいと思います。
Posted by ブクログ
「自分には強みが無い」「サラリーマンをするしかない」というバイアスにかかっていることに気づかされました。
本来なら得られたチャンスが見えないことがあったのかもしれません。
「絶対に正しい信念なんてない」
「ガーガー無くアヒルを黙らせないと心の余裕は出てこない。本当に重要な極楽鳥のさえずりは聞こえない」
「利己的にみえる欲求を抑え込むことに君の全エネルギーが費やされてしまって利他的に振る舞うために使えるエネルギーが君の中には大して残らなくなってしまうことがありえる」
「まあまあ」の日々を過ごしている40代の自分にとっては刺さる言葉が盛りだくさんの良書でした!
意識を傾けるのは「やらなければいけない仕事」より「自分のやりたいこと」だ。
Posted by ブクログ
深くて端的で本質的。「人生の目的」を見つけ、そこに向かって生きることこそが至高の幸福。
筆者の経験から導き出されたリアルかつ共感できる名著。
個人的ハイライトは以下(一部要約)。
・「人生の目的」とは、君が人から「やめろ」と言われてもやめられない、好きで好きでたまらないものであり、自身が「本当は何を至高の喜びだと感じるか?」を言語化したもの
・大切なのは、既存の何かから「答えらしいもの」を探してくるのではなく、世間の評判を基準にするのでもなく、自身に最高にフィットする、独自のまったく新しい「人生の目的」を、自らの手によって見出すこと
・「人生の目的」を見つけるための問い
-子どもの時に楽しくて仕方なかった遊びは?
-これまでの人生で一番の成功と言えば?
-憧れの人のどこに惹かれる?
-滅多にやらない楽しみとは?
-理想の仕事は?
-理想とする人間関係は?
-君は何をしたいと思っている?
どうなりたいと思っている?
これらの問いに忠実に答えると自身の想いが導き出されます、夜寝る前にベッドで考えるのもオススメです。
Posted by ブクログ
【絶対ワークシート化したい】
これ、今まで読んだ中で世界一?!自己肯定感を上げる方法が書かれているっ……!?
人生の目的を探る質問と、罪悪感をもたらす「やり残し」を終わらせる仕組みを、
それぞれフレームワークシートにして、皆が書き込んで使えるようにしたいな(今度ブログでそのページ作ろうかな)
Posted by ブクログ
君が好きで好きでたまらないもの+本当は何を至高の喜びだと感じるか?を明確に言語化したもの、が、人生の目的。
目的には終わりがない。
目標には終わりがある。ゴールがある。
自分は何に対して喜びを感じるか?
Posted by ブクログ
面白かった。
最近、結局仕事というのも人生における目的ではなく
どんな自分になりたいかのための手段の1つなんだなーと
思っていたことと本書の内容が合致した。
「人生の目的」を見出すためには、「自分が本当は何に対して喜びを感じる人間なのか?」という結晶のありとあらゆる欠片を拾い集める必要がある。
本書を一文で、というとこの一文だろう。
何なりたいのかというよりも
自分はどんなことに対して喜びを感じるのか、そこを
掘り下げていくことで自分の人生の目的がわかる。
問いの形式で書かれていて
段階的に自分がこれまで何に喜びを感じてきているのかが把握できる。
自分という一人の人間を客観的に見る。
自分を知る。
鳥の目で見る。
自分をモニターすると、出発地点とゴール地点が明確になる。
面白かった!
Posted by ブクログ
帯には「ビル・ゲイツが認めた!」みたいな言葉が書かれていて、
興味がある方は目を引く一冊ではないかと。
内容として印象に残ったのは、やはり「人生の目的を見つけること」の大切さ。
自分が何のために生きているのか、どこに向かって進むのか――
その軸を定めることで、人生はより充実していくというメッセージが心に残りました。
本書では、その「目的」を導き出すための“問い”がたくさん紹介されていて、
読んでいて本当に目からウロコでした。
「自分は何をしているときに時間を忘れるか?」
「誰にどんな影響を与えたいか?」
「人生で後悔しないために今できることは何か?」
こうした問いを一つずつ掘り下げていくことで、
自分のやりたいことの輪郭が少しずつ見えてくるように感じました。
似たような内容は転職診断や適職診断などでも見ることがありますが、
この本の問いはもっと多角的で、人間の内面に深く刺さる印象があります。
単なる「仕事探し」ではなく、「生き方そのもの」を見つめ直すような感覚ですね。
また終盤では、「やりたいことを妨げている“やり残し”への向き合い方」も書かれており、
この部分もとても実践的で印象に残りました。
読後に思ったのは、「読んで終わりではもったいない」ということ。
せっかく良い問いをたくさんもらったので、
自分でもこの本に書かれていた問いを一つずつ紙に書き出してみようと思いました。
日々忙しい中で、つい自分の目的があやふやになってしまうことがありますが、
この本はそんなときに“自分の原点”を思い出させてくれるような一冊でした。
本日はどうもありがとうございました。
Posted by ブクログ
◼︎読書の目的
今までwillが弱いタイプだと思っていたが、最近やはり拘りが強く、頑固なタイプだと感じた。自分で意思決定している。
だとしたら、異動後、仕事もプライベートも「(日常的に自分に健全に向き合い)意図的にやりたいことを選択して、自己効力感に満ちた生き方がしたい」と思った。
そのための手段に繋がる何かを見つけたくて読み始めた。
◼︎心が動いたワード
・人が成長するのは、自分なりの世界観がアップデートされる時。その一方で、石頭になって、いつまでも既成の自分なりの世界観にしがみついている人もいる。(p83)
→部署異動してから、自分が正しいと信じ込んでいることの「逆」「そうでないとしたら?」「他の選択肢は?」「あるとしたらのデメリットは?」を考えさせられる環境・問いが多かった。そのおかげで、「べき論」で生きてきたことに気づき、「性弱説」に納得感を持って、柔軟に考えられるように成長した。
→会社の研修でも、
「うちのビジネスモデルって他社はやってないんだっけ?(ET獲得〜支援を一人でやってる会社はあるよね)」
「アンケート調査では真のニーズは得られない。TPOが揃わなければニーズは出てこないため、一般論やこちらの意図を汲み取った的外れの回答収集になってしまう」という話があり、ハッとさせられた。
・一度正しいと思ったことや、過去に正しいと判断されたことがいつしか、絶対不変の真理・真実と取り違えられてしまうことが、往々にしてある。(p106)
→まさにリクルーターがそう。初回面談で掴んだと思ったコア・原体験が、軸に結びついているはずだ!周辺環境的にも、◯◯は抑えで受けようとしているはずだ!と自分のフィルターを介して見続けるようになってしまった。
途中で軌道修正できず、最終申し送りのタイミングで、自分の目を疑ってかかる中で「あれ、本当はどうだっけ?」と捉え直し、柔軟性▲だった。
・どんなことであれ、その優先順位を上げさえすれば、できないことは何もない。(p159)
→中川さんと同じこと言っている。どんなに忙しくてもご飯は食べるし、トイレにも行く。それは自分にとっての優先順位が高いから。
◼︎NA
・自分とは異なる見方・根本を考えようとする人と積極的に話す機会を作る(自分の世界観のアップデートに繋がる)
・日頃心が動いたことをメモしておき、持論を持つ習慣をつける
・週1回は、「目的から逆算した時に、今の自分の考え・行動は路線に乗っているのか?」批判的・客観的に考える地点を設ける
Posted by ブクログ
やりたいことの見つけ方というと好きなことだけではなく、自身の成功体験
目標を明確にゴールを描くことからというのが多く書かれている気がする
目標と目的を設定する
目的は抽象的ではあるが普遍的に掲げられる
ここを明確にしなければならないんだなーと思った
この手の本はゴール、終着点を描くことが第一歩だみたいなことが書かれているが
今回の本では出発点も明確にするとあって面白いと思った
Posted by ブクログ
どこにフォーカスを当てるのかということ。ズレることなく人生の目的を見つけること。そのためのワークシートの作り方が丁寧に書かれていて良いと思いました。
Posted by ブクログ
ご機嫌で生きていくため、「自分の人生の目的を意識して行動しよう」というのが主旨とみた(違っていたらゴメンなさい)
一見目的に思えるものでも、実は目標や手段に過ぎないことも多々ある。思いを言語化し、よくよく精査し、本当にやりたい「目的」のために行動に移す。そのためには、自分自身を信用し、言い訳や躊躇なしで一歩を踏み出す。自分がどこへ向かっているのか目的地をはっきりさせるだけでなく、今いる「出発地点」も明らかにしておく。大海原のどこに自分が居るのかはっきりしないことには、向かうべき方向や距離感も掴めない。
具体的な目的を見出す際、それによってどういう「経験」や「感情」を味わいたいのか…という問いを重ねる。正しい「目的」さえ見つかれば、それを達成するための手段は後付けでいくらでも見つけることができるようになる。
Posted by ブクログ
自分に読解力がないのか、内容がわかりづらかったです。
後半から質問形式で自分のやりたいことをみつけていく作業の説明がありますが、なかなか難しく感じました。
Posted by ブクログ
・人生の目的を叶えるために全力を尽くすことの方が、人に嫌われることを恐れて何も行動を起こさないことよりもよほど人生を豊かにする。
・人が成長するのは自分なりの世界観がアップデートされる時。
・大人というのは自分が何を望んでいるかを正確に掴めていて、自分にとっての成功が何を意味し、何を最優先するか把握している人。
Posted by ブクログ
Wordを作った元マイクロソフトエンジニアによる自己啓発本。「人生の目的」を見つけるための考え方やワークを教えてくれる。「人生の目的」は他人の事例や意見から探してくるのではなく、自分の根源にある思いを汲み取って自分自身の中から見つけ出さなくてはならない、といった感じ。ワークを実際にやってみたが、割と自分の気持ちを整理することができた。筆者の思いや経験が強く出ている本なのでエビデンスを重視する人には合わなそう。自分のやりたいことが何なのか迷っている人には本書のワークが参考になるかもしれない。