あらすじ
本書は、「最近まわりが怒りやすくなっているな」とか「自分は怒りやすくなっているかも」という方に、アンガーマネジメントの第一人者が、日本人が怒りやすくなった理由と、自分はどうすればいいかの対策法を授ける本です。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
◆この本を読んだきっかけ
仕事で感じる「お怒りカスタマー」を理解したいとおもっていたところ、答えをくれそうなタイトルに惹かれて手に取りました。
◆読後の感想
読んでみると、意外にも私自身のコアビリーフについて気づきを得ました。
「自分のやっていることくらいは誰でもできる、だから今以上のことをやらないと価値がない」というコアビリーフ。
この一文を読んで直ぐに私のことだとわかりました。
ある時はそれが心に灯る「やる気」の炎となり、私を助けてくれるのですが、達成感や満足感に乏しくて、確かにこのコアビリーフはそろそろ手放した方が良さそうだと納得しました。
◆後日談
この本を読んでから、
努力は報われる、とか、願いが叶うのは諦めなかった人だけ、など、もっともらしい成功談に潜む危険を強く感じるようになりました。
また、身内の小さな子が「ママはいけないんだよ、自分の着替えもしてないのに私の着替えを手伝うの。自分のことをやってから、が順番なのに守らないのは悪いよね。」と私に訴えて来たので、ハッとしました。
5歳の女の子の心の中にも「まずは自分のことからやらなければならない」という気持ちがある。
今まさに、彼女の心にコアビリーフが形成されているのでしょう。
話によるとこれは幼稚園で教えられたことのようです。もしかすると「幼稚園の先生(権威のある人や目上の人)が言うことは全て正しい。」というコアビリーフかも知れません。
小さな子供がひそひそ声で打ち上げてくる「怒り」が可愛らしくてたまりませんでした。
でも、私は「そうなんだー。ママがお着替え手伝ってくれたんだねぇ。」と言うだけにしました。
彼女は少し不満げでしたが、直ぐに気分を変えて別の遊びに夢中になりました。
あの時、順番を守らないママは悪いねえ、と言ったら彼女の心に何が起こるのだろう。
あるいは、ママは順番を守らなくてもいいんだよ、と言ったら?
もっと自分の学びを深めたいと思った一冊でした。
愛する人に贈りたい本です。が、贈るのが怖い本でもありますね。
あなた、怒ってるの何とかしなさいよー!と思ってるのがバレバレになりますもんね。
良い本でした。折に触れて読み返したい。お勧めです。
Posted by ブクログ
最近色々な場面で炎上してる姿を見かけますがそれについて解説した本です。特になるほどと思ったのは承認欲求の話で 承認欲求には4段階あるという話でした。 結果と行動と思考と存在だそうです。 うちの職場にも思考の承認欲求が強い人がいてちょっと困っています。 最後は同調圧力の話でした。
Posted by ブクログ
自由と無責任の同舟が、怒りをダイナマイト化したかな。
多様な価値観の許容という、ゲシュタルト崩壊を起こしてしまいそうな、気分も下地にあるかのだろうな。ゆえに、危険からは、退避、逃げねばならぬと。