あらすじ
生きていくうえで大切だと思うことを、子どもたちに向かってはっきりと語りかけるベストセラー・シリーズ第6弾。小学校低学年生でも一気に読めるように、総ルビをふり、挿絵も豊富に楽しい本に仕上げました。なにかをやろうというとき、ついつい「え~」とか「できるわけないよ~」って言ってないか? 「だって……だもん」って、できない理由をさがしてないか? そんなふうに言っても、なにもできない子になっちゃうだけで、いいことはないぞ。それよりも「よっしゃ!」って言ってチャレンジする子になれば、なんでも楽しくできるようになるんだ。まずは口グセを変えることから始めよう!おもな内容は、「心の強い人はカッコイイ」「心って、いったいなに?」「自分で上手にプレッシャーをかけよう」「言いわけをすると負けグセがつくぞ!」「悔し涙が心を強くする」など。齋藤孝の禁句集「それを言っちゃあ、おしめぇよ!!」を収録した実践的な一冊。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
平易かつ明朗な文章で非常にわかりやすい。
心を強くするには?の答えを教えてもらった。
言い訳をしない、というのがなにより大事。
失敗をすると誰しも「でも」「だって」と言い訳をしたくなる。
しかしそうするといつまでも心が弱いまま。
言い訳はせず、前向きに失敗を次に繋げ成長していこう。
今まで自分は無意識的に言い訳をしていたのだと気づかせてくれた。
今自分の言ったことは言い訳ではないか、と疑うことを忘れないようにしたい。
Posted by ブクログ
齋藤孝さんが小学生に向けて、頭の隅にでも置いておいて欲しい内容を、語るシリーズで、今回は「心の才能」をアップさせるお話です。今回も子供(8歳と5歳)に読み聞かせしました。
心を鍛えるためには、まず、言い訳をしないこと。「言い訳禁止令」を発令。することを提案しています。そこを理論的に解説していくわけです。
どうして言い訳をするのか?
→失敗するから。
→どうして失敗するのか?
→準備が足りないから。
→かまえ方、フォームの問題。
日常生活のかまえ(フォーム)は、「心がまえ」のことだとします。
で、著者のガツンと言ってくれるところなんですが、心って何?か、それは、「クセのカタマリ」なんだとします。なるほど、一理ありますなぁ。(笑)
特に、日本は心がまえの国なんだとします。
心がまえは、3つのパターンあり「プリンのかまえ」「生卵のかまえ」「樹木のかまえ」がある。しなやかな「樹木のかまえ」を身につけましょうとなります。
「樹木のかまえ」を身につけるためには、口グセを変えるひつようがある。言葉というのは、口にだすと感情がドンドン大きくなるターボ効果があるとして、いかの言葉を禁止します。
齋藤孝の禁句集「それを言っちゃぁ、おしめぇよ!!」
禁句1:「ムカツク〜」
禁句2:「ウザ〜い」
禁句3:「ビミョ〜」
禁句4:「意味ねーじゃん」
禁句5:「意味わかんねーし」
禁句6:「オレ(私)だって、やろうと思えばできるよ」
禁句7:「オレ(私)、○○な人だから」
禁句8:「でも〜」
禁句9:「え〜」
禁句10:「だって・・・だもん」
これらを禁止できたら、今度は自分に上手にプレッシャーをかけよう。身の程を知るのは、とっても大切だとします。プレッシャーをドンドン発見して、見つけるたびに「ラッキー」と思いながら、自分から飛び込んでいくようにしよう。
そして、言いわけ撲滅運動です。言いわけをすると負け癖がつく。負けたら素直に認めて反省しよう。素直が一番。となる。
最後は、「ああ限界だ」と思ってから、まだずいぶんできるものだ。と閉めています。
子供には、勉強のとき「わからんって言うなぁ。問題が来たら楽勝って言え。」と指導していたので、なんか笑ってしまいました。これだけで、心が強くなるのか?は、分かりませんが、我が家では言ってはいけない言葉が追加されました。(笑)
むずかしい話が、楽しく読めるのでこのシリーズは好きです。