【感想・ネタバレ】女性の品格のレビュー

あらすじ

「礼状が書ける」「約束をきちんと守る」「型どおりの挨拶ができる」「よいことは隠れてする」「恋をすぐに打ち明けない」といった、何げない日常の立居振舞いに女性の生き方と品位はおのずと表われるものです。ビジネスから装い、話し方、恋愛にいたるまで、女性としての振舞い方を具体的にアドバイスした、紙書籍でも話題のベストセラー!

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

『女性の品格』メモ整理

1. 言葉遣いは人間の品性の表れ
•乱暴な言葉は「男だからOK」「女だからダメ」ではなくて、性別に関係なく、立派な人は誰でも丁寧な言葉を使うよう努力している。
•礼儀ある言葉遣いは、他人への敬意、自分自身への誇りの表れ。

2. 見えないところこそ丁寧に
•インナー(下着)は上質で新しいものを。見えない部分に気を配ることで、自分自身の心も整う。
•外見だけでなく内面のケア・意識も「品格」の一部。

3. 「ありのまま」ではなく「よりよくなろうとする努力」が品格
•「私の欠点を受け入れて!」という態度は、謙虚さを欠いた押し付けになってしまう。
•人には誰でも弱点や情けない部分があるのは当然。でも、それを「だから仕方ない」とさらけ出して居直るのではなく、できる限り見せず、より良い自分を目指して努力する姿勢が品性を育てる。
•「品格」とは完璧さではなく、「品格を保とうとする姿勢」そのもの。

4. 「夢を持つこと」=品格を持ち続けること
•最近の若者がマナーを批判される背景には、「これでいいや」と向上心を放棄してしまった姿勢がある。
•経済的な格差よりも深刻なのは、「自分なんてどうせ」と自分の価値を諦めてしまう心の差(自己評価の格差)。
•夢や希望を持ち続けようとすることが、結果的にその人の品格を育てる。

0
2025年06月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

平成ベストセラーシリーズ
平成19年(2007年)
・1/9 iPhoneの初代モデル発表
・7/16 新潟県中越沖地震
・8/31 VOCALOID初音ミク発売
平成19年は社会人になった年。バタバタバタバタした年で記憶がありません。笑

そんな平成19年のベストセラー年間売上1位は坂東眞理子著『女性の品格』(トーハン調べ)
・・・・・・・・・・
<目次>
はじめにーー凛とした女性に
第一章 マナーと品格
第二章 品格のある言葉と話し方
第三章 品格ある装い
第四章 品格のある暮らし
第五章 品格ある人間関係
第六章 品格のある行動
第七章 品格のある生き方
あとがきーー強く優しく美しく、そして賢く
・・・・・・・・・・
女性初の総領事として男性社会の中で活躍する女性の視点から、現代社会で女性がどのように振る舞えば良いかが子細に解説されています。
『国家の品格』と比較されがちなタイトルですが、正直内容の濃さは『国家の〜』が圧倒的で、こちらは読み物として非常に軽い内容です。

「品格ある大人」としてどう振る舞うかと読み換え、自分の生活に取り入れたいものをピックアップし、今後の品格ある生活づくりの参考にしていこうと思います。いくつかご紹介します。

●手みやげを持っていく
 ホームパーティやディナーに招かれたら、迎える側の準備の労や時間に感謝を表す意味で手土産を持参する
●流行に飛びつかない
 服装への流行は少し取り入れ、日々新たに生きている自分を実感しながら、適度なところで踏みとどまる
●花の名前を知っている
 名前を知るのは自然をいとおしむ一歩
●怒りをすぐに顔に出さない
 怒った当人はなんで怒ったのか忘れるのに、怒られた方はよく覚えている。腹が立ったら深呼吸、心の中で三つ数える、怒っている自分を客観視する
●心を込めてほめる
 無心に相手の行動、言葉、業績に心から感心し、いいなと思い、それを表現する

「品格に関係ある?」と思える言及も多く見られたので、筆者の生活哲学が色濃く出た読み物として読むのが良いかもしれません。

0
2019年05月30日

「雑学・エンタメ」ランキング