【感想・ネタバレ】福祉国家:救貧法の時代からポスト工業社会へのレビュー

あらすじ

社会科学からみた「福祉国家」

工業化された世界で、公的支出のかなりの部分を吸収する高度な福祉国家装置を持ち合わせていない国家は存在しない。
他方、福祉国家は多様な形態を取り、給付の手広さや手厚さには幅がある。
それゆえ、福祉国家の存在はあらゆる先進社会の特徴であるにもかかわらず、その全容は判然としない。
これに加えて、財源や税金をめぐり常に政治的に争点化されているため、左右両極でその像が大きく引き裂かれている。
本書は、救貧法の時代からポスト工業社会までの歴史を辿り、その多様な形態(社会民主主義的レジーム・保守主義的レジーム・自由主義的レジーム)をまず確認する。その上で給付のあり方(社会保険・社会扶助・ソーシャルワークなど)をおさえるのが特長だ。
そこで浮かび上がるのは、福祉国家が貧困層より中間層を優遇するシステムであるということである。
この点は、福祉国家が猛攻撃を受けたサッチャーとレーガンの「ニューライトの時代」も変わらなかったという。「ウェルフェア」から「ワークフェア」へ、福祉国家はいかに変容するのか? 入門書の決定版!

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Posted by ブクログ

「社会権(Social Rights)」
政府が請願にあたって実力を行使することを確約するのであれば、それは「権利」というより「法」(有為法)である。個人に付随する「権利」というよりは、環境の改変である。

Note:
・「法」という漢字はもともと「水が来たって流れ去っていくように自然に物事がそうなる成り行き」という意味がある。
・誰かに書面を送付して礼儀正しく依頼することは誰にでも自然に権利がある。

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2026年01月05日

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