あらすじ
年齢とともにいささか懸命、必死の気持ちで、自分の心の奥にひそむものや、死について知ろうと努めるようになった。小説家として当然といえば当然であろうが、若い頃や壮年の頃は、同じ問題を考えても、やはりまだまだ人生が残っているという甘さが手伝って、懸命さにかけるところがあったのではないだろうか。だが、この年齢になると、これらの先生たちの、ひとつひとつのお話は、個人にとっても切実な問題ばかりであった。――まえがきより
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Posted by ブクログ
今までに何回読んだかわからない。
遠藤周作が死をテーマに行った、精神研究者の第一人者たちとの対談を収めた1冊。各項とも非常に興味深い内容で、1つ1つの対談をそれぞれ1冊の本に出来るぐらい面白い内容。特に禅、心理学をテーマにした項はいつも深く印象に残る。「死」を精神的に、科学的に深く考察した1冊。