【感想・ネタバレ】タリバンの眼 戦場で考えたのレビュー

あらすじ

2021年、イスラム主義組織のタリバンがアフガニスタンの首都カブールを制圧した。01年、アメリカ・イギリスのアフガニスタン空爆から20年後のことだ。アメリカ軍のアフガニスタン撤退は、1955年から75年まで同じく20年を費やしたベトナム戦争以来の「完全敗北」。歴史の大転換点といってよい。アメリカは、いったい何を間違えたのか。そして民主主義による統治に替わってタリバンの暫定政権が発足すると、欧米のメディアは一様に「女性差別」「人権抑圧」について報じ、タリバンを前近代の遅れた存在と見なした。21世紀の民主主義の眼から見れば、そういう話になるのだろう。だが、われわれが日本の歴史を顧みたとき、いまアフガニスタンで起きていることに思い当たる節があるのではないか。ソ連のアフガニスタン侵攻から40年間、この地を幾度も訪れて戦争の現場を見つめ、考え抜いたジャーナリストが、コロナ下の「鎖国」に慣れきった日本人を目覚めさせる。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

タリバン=タリブ 神学生の複数形
1979年 ソ連 アフガン侵攻 ムジャヒディンが抵抗
1992年 腐敗したムジャヒディン政権をタリバンが武力とカネで倒す世直しするが
 パシュトゥン人の掟の押し付けで 北部同盟と国内勢力が二分
 パシュトュン人勢力=スンニ派=人口80% が肥大化、
 (ハザラ人=シーア派=20%)(イラン90%以上、イラク65%以上シーア派)
  それが国際化したのがアルカイダ アルカイダからISが派生
   イラク サダム フセイン(=シーア派)のバース党の組織がISの母体
   アメリカはアフガンから始まり、イラクで恨みを買いISを生み出した

2000年 北部同盟マスード将軍暗殺 
 9.11 アルカイダ ウサマヴィンラディンをかくまうタリバンがアメリカの標的に
 北部同盟カルザイが大統領に インド、フランスで留学経験
2021年8月15日 カブール制圧

麦よりアヘン それと羊しかない
 ウイグル人がタリバンで戦闘訓練
 戦闘員でしか暮らしていけない 徴税システム機能不全 主義主張はない
 15歳以上の識字率30%台
 民主主義ではなく、掟「パシュトゥンワリ」 

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2022年01月08日

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