あらすじ
運動不足を解消しようとロードバイクに挑戦した阿部は、慣れないスポーツをしたせいで道路の真ん中で倒れてしまう。
そんな阿部が倒れるのを目撃し助けてくれたのは製餡所の社長代理・聡一。
コンサルティング会社で働く阿部は、小さな工場で長く守ってきた味を自分の代では広めていきたいという聡一の手伝いをすることに。
無口で無表情だが仕事に対して誠実でまっすぐな聡一と交流を重ねることで、阿部は仕事への熱意を思い出す。
一緒に商品開発をしながら、二人には小さな変化が芽生え始め──
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匿名
やさしい甘さのお仕事BL
コレステロール値が気になるお年頃の阿部さんが、偶然出会った製餡所の後継ぎである聡一くんに、家業の知名度向上について相談されて…という始まり。
タイトルは「小豆は馬鹿に煮させよ」ということわざにかけている模様。
煮崩れしやすい小豆はとろ火で気長に炊くのが良いとされることから、煮小豆作りは火加減を忘れるくらいの無精者向きなのだとか。
阿部さんと聡一くんの仲も、小豆を炊くようにゆっくりと進展します。
年齢以上に落ち着いている寡黙な25歳×有能コンサルだけど妙に愛嬌のある40歳なので、全体的にほのぼの感が強めですが、年下攻めと愛され系おじさんがお好きな方にはおススメです。
まあとにかく阿部さんがほんわか可愛い人で、これは好きになっちゃうでしょ〜と聡一くんに共感しました。
しかも聡一くんも段々恋心や焼き餅を見せてくれたり、最後は若者の熱意で押し切ってくれたり!
年の差カプの真骨頂をしっかり発揮してくれます。
付き合ったら甘くなるのも最高だし、スパダリになりそうな将来性も素敵です。
特設サイトの後日談(おまけ漫画)もまだ読めたので、併せてたっぷり堪能しました。
表紙裏表紙の和スイーツがすごく美味しそう&たわしちゃんも可愛くて眼福。
作中のスパイス入りチーズ最中も食べてみたいです。
最中種の内側がチョココーティングされてるなんて、絶対美味しいやつですよね!
阿部さんが試食を勧めてくれるクラフト市、現実にもあって欲しいと思いました。
Posted by ブクログ
真剣に攻めの悩みをきいてあげるし、ペットのハリネズミが自慢のかわいい面もある年上の受け。
攻めからアプローチして徐々に距離を縮めていくのも良かったし、お仕事ものとしても情熱があって良かった。
ただ、受けのお家にお呼ばれしてからの攻めの心情がよく分からなくなって、そこから受けのヘッドハンティングとかの話でちょっと熱量下がった感じで残念…。