あらすじ
大学で発生した不審な飛び降り自殺。
直後、第一発見者の女子学生も自殺を図り――
検死官サラ、最大の窮地。奇妙な連続死事件に挑む!
〈グラント郡〉シリーズ最新刊。大学の敷地内で男子学生の遺体が発見された。
遺書を残し飛び降り自殺を図ったかに見えたが、現場に臨場した検死官サラは妙な違和感を覚える。
自殺と他殺、両方の線で調べが進むなか、第一発見者の女子学生が拳銃自殺し、事件は思わぬ様相を呈し始める。
被害者二人に繋がりはなく動機も不明。
捜査は難航を極めるが、男子学生の部屋からサラもよく知る元警察官の指紋が検出され――。
■カリン・スローターの好評発売中既刊
〈グラント郡〉シリーズ
『開かれた瞳孔』
『ざわめく傷痕』
『凍てついた痣』
〈ウィル・トレント〉シリーズ
『ハンティング 上・下』
『サイレント 上・下』
『血のペナルティ』
『罪人のカルマ』
『ブラック&ホワイト』
『贖いのリミット』
『破滅のループ』
『スクリーム』
一話完結作品
『グッド・ドーター 上・下』
『彼女のかけら 上・下』
『プリティ・ガールズ 上・下』
電子書籍限定短編
リー・チャイルド、カリン・スローター共著『ザ・ゴールド』
感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
いやー!
ウィル・トレントシリーズの方が有名なようで、このグラント郡シリーズは6冊で完結しているそうなんだけど、邦訳はここまで。そりゃないよ。今回あまりにもショッキングなエンディングだったので、待って待って!この部分だけでもちゃんと納得させて!って、最後の数行で文字通り飛び上がってしまったもんね。英語の原題はa faint cold fearだから、うっすらとした冷たい恐れ、恐怖?もしかしてそれが最後の数行?まさかそっちに行ってしまったの?
うーん、邦訳を待つしかないのか…
メモ程度に本作の振り返りを。
本作も完全にフーダニット・ワイダニット追跡パターン。犯人とその理由が毎回楽しみで追いかけている。小さい町で起こる事件ということもあり、みんながそれぞれに繋がってたり幼馴染だったりするシリーズなので今回は犯人に関して特に、え、そのことは誰にもバレてなかったの?と、個人的には驚いてしまった。
それにしても今回はこれまでの作品ほど陰惨な殺しにはなっていないものの、出てくる人がヤク中の人ばっかりで少し驚いてしまった。そして当たり前に一般人の生活に銃が出てくるんだなあって。地域によるのかもしれないけど本当にこうなんだろうか、アメリカって?