あらすじ
「知識人社会の抜きがたい(…)仲間意識の源流を探りたいという現実的欲求が,本書の執筆を支えた,と言ったら,読者は笑うだろうか?」(「自歴略譜」より).律令国家解体のあとに生まれた王朝国家と,東国に新たに生まれた武家政権.中世国家の「二つの型」の構造と特質を,権力の二元性を軸に読み解く.(他一篇)
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Posted by ブクログ
文庫になり、より手軽に持ち歩けるようになった。
中世はいつから始まったんだろうとか、どんな時代だったのかということが比較的やさしい文章で語られている。
内容は結構難しいはずなのだが、とにかく読みやすい。
この本を読んでホイジンガの『中世の秋』を読んだり小説ではあるが『修道士カドフェル』シリーズを読んだりすると、同じ中世なのに地域によって随分違うなと思う。