あらすじ
古代エジプト遺跡の発掘調査に乗り出した英国貴族たち。彼らが迷いこんだのは、呪いよりも危険な愛の迷宮だった。★19世紀末のロンドン。ある朝突然、サー・ハンターの屋敷に画家の娘キャットが駆けこんできた。切望していた遺跡発掘旅行への参加を後援者のエイヴリー卿に禁じられてしまったのだが、どうしても諦められないのだという。彼女の姿を眺めながら、サー・ハンターは理解した。女神のように美しい容貌、炎のような赤い髪。この娘の魅力の前では、学生たちが遺跡調査に集中するのは難しいだろう。エイヴリー卿の意向は絶対なのだと説明する彼に対し、キャットは驚くべき提案をした。「ひとつ方法があるわ。あなたが私と婚約するの」
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Posted by ブクログ
面白かった。
ヒーローのハンターとヒロインのキャット。どちらも誠実で、勇気のあるお似合いのカップルだ。好感度も高い。
イギリスの古き良き時代を舞台に繰り広げられるラブサスペンスといった趣である。
ただ、タイトルからはもっと砂漠を舞台にした部分が重点的に描かれるのかと期待していたけれど、残念ながら、本書も残り少なくなってきた終盤でやっと砂漠の物語になった。その点がマイナス一といったところか。
ただ、実在した作家のアーサー・コナンドイルが登場したり、事件の黒幕のミセス・ドーズとドーズ卿が実は実の母子であったなど、意外性にも富んでおり楽しめた。
ハンターの良き友人である伯爵夫妻が主人公の別作品もあるようなので、そちらも機会があれば読んでみたい。