あらすじ
死体の口からこぼれ落ちる呪詛の言葉――。
祖母の葬儀の帰り、美彌子がふと見かけた小山の上に立つ歪な人影。
その時、左腕を襲った激痛は惨劇のはじまりだった。
母との確執のために、疎遠だった祖母が亡くなり、葬式に列席するために奈良郊外までやってきた大学生・橘美彌子。祖母を弔ったあとに見かけたのは歪な人影だった。その後、身のまわりの人々が首に赤い痣を浮かべ、次々に凄惨な死を遂げていく。彼らは死した後、美彌子に「ワギモハイズコ」という言葉を遺す。先輩の高野の手を借りその言葉の意味を追うが――
げみ・装画
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Posted by ブクログ
あーーーなんと救いのない…
優秀な霊能者さんの言う通り、首を見つけてしまってはいけなかったってことなのかな…
漆喰の部屋で誰とも一緒に過ごさないように気をつけて、のらりくらり生きていくこともできたんだろうか…
Posted by ブクログ
ホラーなので、まぁ全滅エンドというか、助からないパターンかな、とは思ってた
聖先輩助かったっぽいのに、まだページ数あるからまだなんかあるだろう、と穿った読み方をしてしまったのは我ながら良くないかもしれない
最後の美彌子のひとこと、ホントそれ
結局美彌子殺しちゃったら永遠にたどり着かないのにね、いや本人も分かってるんだろうけど呪いというか長年の怨念でもうなにも通じないだろうし、今度は母に憑くのかな、とか思った
美彌子の葬儀で日本に帰ってきそうだし
こうなるからおばあちゃんは帰ってくるな、って言ってたのかもしれないけど結局はこうなった
呪いの条件で家に来たら、氷見先輩の時点でわかるでしょ、って思ってて、それに気づかない美彌子にえ?ってなったけど、それは読者だからわかることで当事者は異常事態だからわからなかったのかな…
個人的に謎を解くために旅行というか、その地へ赴く話は大好きです
これ、話が怨霊退治もの、だったりすると当たり前だけど展開変わるし、それはそれで面白そうだと勝手に思いました