あらすじ
新型コロナ対策をめぐる政治と専門家の関係が注目されている。専門知はいかなる思考と根拠のもとで政治に助言するのか? コロナ専門家会議をはじめ日本学術会議問題を契機に、占領期から現在までの特徴的な6ジャンルで考える。
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Posted by ブクログ
2020年9月の菅政権による学術会議に絡む任命拒否事件を発端として、学問・研究の自由、言論の自由への介入を窺っている政権のあり方を検証している著作だが、新型コロナウイルスに対する第二次安倍政権の杜撰なやり方、さらには有識者会議と称する 一見まともな施策が実は政権への忖度に終始してた実情を多くの事例であからさまにしている.専門知をないがしろにしていることをここまで明確にしている姿勢は素晴らしいと感じた.安倍政権が新自由主義の御旗のもとに現代社会を破壊してきたことを見ると、暗殺事件がある意味で救いの手を差し伸べてくれたのではないかとも考えている.