【感想・ネタバレ】罪の夜のレビュー

リン・グレアム / 萩原ちさと

18歳で大富豪と結婚、そして妊娠したまま離婚。今、別れた夫は復讐の炎を宿した瞳で再婚を迫っている。あの日の出来事はまだ終わってはいなかった…。★幼い息子と二人で暮らすケリーの前に、別れた夫アレックスが現れた。優雅な身のこなしも、挑戦的な琥珀色の瞳も、すべてを賭けて愛したあの日のままだ。四年前、涙に暮れる私のもとを、冷たく去っていったというのに、どうして今さら会いに来たのだろう？ 理由を聞いて、ケリーはますます混乱した。「罪の償いをしてもらう。僕たちは再婚するんだ」

[Ikm · ★★★★☆]

©︎1988年

リンのお気に入り5作品の中にこれがあったので再読。
18歳で結婚して1年足らずで離婚。4年後の元サヤの話。
ヒーローの独占欲がとんでもない。ヒロインも可愛気ない。
作者はどこが好きなのか？ヒーローが慇懃無礼な態度から最後ヘタレ振りに変わる辺り？嫌いじゃないが何故この作品なのか？意外でした。

[ブクログ · ★★★★☆]

幼い息子と暮らすシングルマザーのヒロイン。元夫である実業家ヒーロー。
出逢って結婚した時ヒロインはまだまだ寂しがりやの子供だったんだなぁ。忙しい彼とのすれ違いの生活に不安も多かったことだろう。何もかも本当に酷い。ヒロインを愛しすぎたヒーローも被害者。それに二人の息子の人生も狂わせた。あのクソ意地悪い姉ちゃんが二人の結婚生活を破滅させたわけなんだが本当に本当に酷すぎる。もう顔も見たくないし家族の縁もきりたいだろうね。許されない。