【感想・ネタバレ】宗谷・望郷列車殺人号のレビュー

あらすじ

サハリンを望む稚内の海岸線に戦時中、建てられた監視哨から人間の白骨が見つかった! 密室状態にあった監視哨の所有者・小幡作治はなぜか失踪中。作治の古くからの友人だった義父からの依頼を受け、トラベルライター・瓜生慎は、事件の解決に乗り出すが……。彼らを乗せた“スーパー宗谷”には次々と妖しい人物が! トラベルミステリの魅力満載!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

サハリンを望む稚内の海岸線に戦時中建てられた監視哨から人間の白骨が見つかった。16年以上密室状態にあった監視哨の所有者・小幡作治は失踪中。作治の古くからの友人だった義父からの依頼での事件の解決に乗り出す瓜生慎。彼らを乗せた“スーパー宗谷”には次々と妖しい人物が。

回を追う事にミステリは薄めになっている気がする…。
辻真先らしいといえばらしい気もする

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2025年10月05日

Posted by ブクログ

 慎がぼそっと漏らした。
「敷香という女性はそれっきりですか」
「そうだ。手紙ひとつなかった」
「お義父さんの口が重いのも当然ですね。……十六年前にはなかった白骨が,ではそれ以降いつ,監視哨に出現したのか。五年前か,一年前のことかもしれない。だが警察に届ける必要はない……言外にお義父さんは殺人罪の時効を匂わせていらっしゃる。もしかしたらみつかった白骨の主は,小幡敷香夫人では。そう考えておいでではありませんか?」
 あっ,と真由子が小さな悲鳴をあげていた。
(本文p.44-45)

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2009年10月04日

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