あらすじ
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わたしははっきりいって、人気者だと思う。クラスでいうと、一番人気の女子だから。どうしてかというと・・・ 1、わたしが、かわいいから。2、わたしが、おしゃれだから。3、だれにでもやさしいから。・・・ でもね、みんなに好かれるために、わたしはかな~り努力してるのよ!
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Posted by ブクログ
前作の「わたしはなんでも知っている」と裏表のお話。単独でも十分面白いが、是非合わせて読むべき。語り手、視点を変えてみるという試みが、深みを倍増する。俄然面白さ倍増。
独特の大阪弁の理知的なユーモアもなんともいい味だし、ワクワクするようなファンタジー要素もチラリ。前回悪役だったクラスのボス的存在、いじめっこ風の女の子の内面から描いてゆく。最終的には、素直な思いやりや暖かさの世界にふわりと包まれることのできる成長譚、とても素敵な読後感だ。
Posted by ブクログ
「わたしはなんでも知っている」の続編。
わたしははっきりいって、人気者だと思う。なぜって、かわいいし、おしゃれだし、だれにでもやさしいから。
人気者でいるために、すごく努力もしている。将来は女優になって、社長夫人になって、結婚してもおしゃれ雑誌の表紙を飾るような人生を送りたい。
そんなある日、ピンクのうさぎ(ぬいぐるみみたいなアヤシイやつ)と出会った。うさぎは、「本物の人気者になれる」という飴ちゃんをくれた。わたしの知らないわたしって・・・!?