あらすじ
玄関のドアを開けてファルークの姿を目にした瞬間、すさまじいショックに襲われ、カルメンは凍りついた。ファルークは中東ジュダール国のプリンスで、一年半前に国際会議を通じて出会い、すぐさま惹かれ合った。そこで二人は、後腐れのない関係を楽しむことを条件に三カ月という期間限定の恋人同士になったのだ。だがカルメンは約束の時を待たずして、ファルークのもとを去った。職を変えて転居までしたのに、見つかるなんて……。まさか彼は知ってしまったの? 私がなぜ去っていったかを。うろたえるカルメンに、ファルークは冷たい声で言い放った。「ぼくは娘に会いに来たんだ」◆今月イマージュでデビューしました期待の新人オリヴィア・ゲイツが、ディザイアからも三部作〈ジュダールの王冠〉でデビューいたします。まるでアラビアン・ナイトの世界に入り込んだかのようなエキゾチックな物語を、ご堪能ください!◆
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Posted by ブクログ
ヒロインの行動は許されるものではないかもしれないけど、読み進めていくうち、心の葛藤が手にとるようにわかってしまい少々目がウルウル状態。ヒーローも傲慢系入りつつも、ヒロインへの愛を自覚してからは怖いものなしです。
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カルメンは1年半前に国際会議を通じて、中東ジュダール国のプリンス・ファルークと出会いすぐにお互い惹かれあい、二人は三ヶ月という期間限定の恋人同士となった。しかしカルメンは約束の三ヶ月がやってこなうちに、ファルークに別れを告げ彼の元から去った。そして、今、職を変え転居までした彼女の家の玄関の前にファルークその人がが立っていた。そして、彼は冷たい声で「娘に会いにきた」と告げるのだった。