あらすじ
多くの犠牲を払った戦いだった。遂にゾラの待つ塔の上層部に辿り着いたヤマトモリだったが、黒原トキオは戦闘ではなく対話を選んだ。窓月子と白羽(しるは)ソラの確執も、この戦いの終結も、ヤマトや世界の未来も、それら全てがゾラからトキオに託されようとしたそのとき、ゾラの左手は宙を舞った…。 《悪》が生まれるとき、《英雄》もまた生まれる――
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『東京喰種トーキョーグール』の石田スイ先生最新作!!才能はギフトか呪いか…。
1998年、「超人」と呼ばれる特殊能力を持った人間の増加により混乱をきわめた 世界国家が「自治県」に分断されてからはや50年がすぎた世界。
高校生の黒原トキオと東アヅマは困っている人を助けるヒーローのような活動をしていました。
ある日、二人は以前退治した不良に報復を受けますが、なんとその不良は謎の注射によって超人となっていたのです。
追いつめられたアヅマとトキオは、拾った謎の注射をお互いに投与します。
薬の効果で超人となったトキオは不良を撃退しますが…アヅマは変化せず人間のままでした。
鳥の超人になってしまったトキオは超人達の戦いに巻き込まれていきますが…
前作『東京喰種トーキョーグール』から3年の期間を経て、石田スイ先生待望の新作です!
物語全体にただようダークさが今後激化する戦いを予感させますが、端々にコミカルさが散りばめられてあり、先へ先へと読み進めたくなります。
またバトルシーンやキャラクターの心情が大きなコマで表現されており、とにかく迫力が凄いところにも注目していただきたいです。
物語の中核となる超人の才能。
才能が開花するのは素晴らしいことで、超人的能力を得ることでプラスになることがあるかもしれません。
ですが、物語の中には才能が開花したことで夢を諦めることになったキャラクターが登場したり、必ずしも喜ばしいことではないと描かれます。
超人の才能は天からのギフトなのか、それとも呪いなのか…。
(今のところ)超人にはなっていないアヅマが今後どう関わってくるのか気になるところですが、今まで自分の人生に無責任に生きてきたトキオが今後どう変化していくのか…注目です!!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
能面こと星・バチスタ。
愛する妻と子供を亡くし絶望の淵に立たされた男に、『鵺』が囁く。
超人Xの徴を奪え──。
遂に初期から続くゾラや能面との物語も終盤に近づいてきました。石田スイ先生の美麗な描き込みの数々に嘆息が出つつも、やはり先生の真骨頂である悲劇の持つ悍ましさすらある美しさに、如何ともしがたい切なさに襲われます。
バチスタの過去。妻との死別の衝撃で、妻の最期の姿すら思い出せなくなったバチスタに、鵺は力づくで妻・ハートリーの最期の顔を見せつけます。
愛する妻、そして子供を殺したのはバチスタ、お前だぞ──。突きつけられた現実に対しバチスタの悲しみはいかばかりか。
そんなバチスタの過去を知ったエリィは過去の全てを知る前に呟きました。「今のうちにコイツを殺そう」と。しかしそれに対しトキオはバチスタの悲しみをしっかりと知ってからバチスタの処遇をどうするか決めようとします。頑ななエリィと柔軟なトキオ。どちらの胸中もまた理解出来るので、今巻は胸を締め付けられるような感情で読み終えました。
次巻も楽しみです。
二次元の限界
作者のイメージが二次元の紙面で描ききれない状態か。。。時空が歪みありえないことが起こり、トキオやエリーたちとバチスタの戦いがもう何が起きているやらわからない。グロテスクなバチスタの形状変化や常人の理解を超えた能力の発現は気持ち悪いが圧倒的な迫力を感じる。